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今回の記事でお伝えする3つのステップを実施すれば、英語が全く聞き取れないという状態からは必ず抜け出すことができます。
「あ、今の英語意味がわかった」と少しずつ聞き取れる英語が増えていくのは、学習への大きなモチベーションになります。
リスニング上達の第一歩として、ぜひお役立てください。
それでは早速本題へ入ります。
ステップ1:基本は繰り返し聞くこと
リスニング練習の基本は繰り返し何度も同じ英語を聞くことです。2、3回ではなく、できれば5回、10回と聞きます。英語の音に繰り返し触れることにより耳を慣れさせるのが目的です。
英文が長い場合は繰り返すのが難しいですので、区切りながら進めるのもポイントです。
リスニングが難しい理由について、リエゾン、リンキング、リダクションなどややこしい言葉を使ったり、周波数の違いを言う人もいます。しかしそのような理由を追求しなくても、反復練習をすれば英語特有の音は拾えるようになるのです。
意味のわからない音声を聞くのはあまり面白くないかもしれませんが、トレーニングだと思ってまずは繰り返し聞いてみてください。
続いてステップ2では、早々に答え合わせをしてしまいます。
ステップ2:読めない英語は聞けない
スラスラ読める英文が聞き取れる、とは限りませんが、読めない英語は聞き取れないというのはまず間違いありません。
聞き取れないなと感じた英語は文字で読んでみてください。知らない単語や表現があるか、読めても理解する速度が音声に追い付いていないはずです。
ネイティブの人が自然に話す速さは、1分間に150語~200語と言われます。1秒間に3語も流れてくる英語を聞き取るには処理能力も大事だとわかります。
そして次は、辞書を引きながらその英文を完璧に理解します。単語や文法など、日本語訳だけを見るのではなくなぜその意味になるのか、文の構造まで深く理解した状態にします。
この状態で最後のステップに移ってもいいのですが、より聞き取れる英語を増やすためにここで発音練習を取り入れます。
発音練習のポイントは音素単位で考えることです。つまり、発音記号の理解が近道です。
例えば、tomorrowという単語の発音記号を見ると「t・ʊ・m・ά・r・o・ʊ」とあります。発声、口の開き方、舌の位置を守りながら、これら一つ一つを正確に発音できることが基本となります。
また英語には音節があります。tomorrowは日本語感覚だと「トゥモロー」と1音になりますが、英語だと「to・mor・row」と3音になります。速く話すので1音に聞こえるだけで、実際には3つの音節からなる単語です。
これを理解すると、発音記号の組み合わがわかりより正確な音が出せるだけでなく、英語において重要なアクセントの位置が明確になります。アクセントを間違えると全く通じなくなるとも言われますので、意識したいポイントです。
発音練習でも、感覚で行うのとここまで分解するのでは得られる効果は随分変わってきます。最初は面倒ですが、リスニング上達のためにぜひ取り組んでみてください。
発音練習において役立つ記事を2つご紹介します。
発音判定ができるアプリです。独自開発の技術によって音素レベルで判定します。そのため高得点を出すにはかなり難しいのですが、それがまた良い発音練習になります無料で使えますのでぜひご活用ください。
発音の上達においては自分の声を客観的に聞いて改善することが欠かせません。そのためには、都度録音して確認する必要があります。
今はボタン一つで録音した自分の発音とネイティブの発音が聞き比べできるアプリもありますので合わせてご活用ください。
ステップ3:再び音声を聞く
英文を読んでスムーズに理解できるようになった。発音練習もした。この状態で改めて音声を聞いてみてください。英語が全く聞き取れないという状態からは抜け出せているはずです。
もちろん、まだ拾えない音もあるかもしれません。そのときは、再びステップ2に戻って理解を深めます。
どの部分が聞き取れて聞き取れないのかを確認するには、少々手間ですが文字に書き起こすディクテーションと呼ぶ方法が効果的です。
ディクテーションによって聞き取れない音が文字として残るため、知らない単語だったからか、音の問題かなど原因がはっきりします。リスニング上達のためにぜひ取り入れてみてください。
英語が聞き取れれると実感できれば、今よりもっと学習が楽しくなるはずです。
「全然わからない」そんな状況をいち早く打破するために、今回の記事がお役に立てば幸いです。
当サイトでは英語学習に役立つ記事を日々公開しています。ぜひチェックしてみてください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。