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「英語の発音が上手くなりたい」
そんな方に最適なアプリをご紹介します。発音判定「のみ」に特化したアプリで、アメリカと共同開発した独自の技術を使って、正確な発音へ矯正してくれます。
実際に利用してみると、細部に渡る徹底した発音指導でかなり充実したトレーニングになりました。その様子についても詳しくご紹介したいと思います。
アプリは無料で使うことができ、気に入れば数百円のコンテンツを追加で購入する仕組みです。自動課金はありませんので安心して始めることができます。
それでは、早速アプリの中身をご覧ください。
必要な機能だけに限定した直感的に使えるアプリ
発音判定アプリとして今回ご紹介するのがこちら「発音博士」です。
アプリのダウンロードはこちら>【App Store】
アプリを使った第一印象は「とてもシンプル」です。マニュアルを見る必要もなくすぐに始めることができます。
1. アプリを開いてスタートボタンをタップして
2. コースを選んで
3. 英単語を選べば
4. 開始です
手本の音声が流れますので、その後スタートボタンで自分の声を録音します。
使い方は以上です。これ以上ないほどシンプルだと思いませんか?余計な機能は一切省き、発音練習のみ集中できる作りになっています。
※「発音博士」の紹介動画
この後、発音がどのように判定されるのかキャプチャ―を使用してご説明しますが、その前に発音判定の仕組みについて少しだけご紹介したいと思います。
どのような仕組みで発音を判定しているのか?
英語の発音判定に特化した「発音博士」ですが、どのような仕組みになっているのでしょうか。利用する側として本当に信頼できるシステムなのか判断するために少し調べてみました。
このアプリのシステムにはSeePhony®(シーフォニー)と呼ぶ、株式会社コトと米国Sensory社が開発した「音響認識技術」が採用されています。
この発音判定エンジンにより、私たちが発する英単語を音の要素レベルで解析し、ネイティブスピーカー数百万人の発音サンプリングと照らし合わせることで相違を判別します(※株式会社コトHP参照)。
実際に私が使ってみて感じたのは「かなり正確に発音及び発声しないと満点がでない」という点です。音素というだけあり、発音記号一つ違ってもチェックが入りますので、人間が感覚で判断するのとは正確さが全く違うとの印象を受けました。
※かなり印象的だった単語”bird”。最後のdの音に母音”o”が含まれていたとの理由でチェックを受ける。日本人が苦手な子音の発声を鍛えるのに最適。
無料版では「基本100英単語+月・曜日・数の英単語」が利用可能
発音博士は無料版でも十分、その機能性と効果が実感できます。挑戦できる英単語の数も全部で139個と、かなりの発音トレーニングになります。
さらにアプリを活用したい場合は追加でコンテンツを購入することも可能です。格安な値段でとても購入しやすくなっています。
追加コンテンツの価格は以下の通りです。
- 中学1~3年英単語(それぞれ400語以上):各¥360(全パックまとめ買いで¥720)
- L,Rで始まる英単語:¥120
参考にしてみてください。
「発音博士」の効果的な使い方
アプリをダウンロードして早速、基本100英単語全てが満点になるまで利用しました。ここでは、その過程で気づいた点についてお伝えしたいと思います。
このアプリの使い方は、
- 英語音声を聞く
- 自分の声を録音する
- 判定結果を確認する
とたったこれだけなのですが、重要なのは判定を受けた後の復習だと感じました。特にチェックが入った英単語は、より発音を上達させるチャンスです。
例えば私の場合、単語「example」で次のチェックが入りました。
改善点について詳しく知る場合は、該当の発音記号をタップします。
今回はアルファベット”g”の後に余計な母音の音(「う」の音)が含まれていたとのことです。これがアプリの機能でとても交感を持った点なのですが、発音博士はそれぞれの発音記号が正確に発音できただけでなく「余計な音が含まれていなかったか」まで判別します。
日本語は母音の言語、英語は子音の言語とはよく聞くと思いますが、英語の子音を発音する際は母音を一切含んではいけません。基本ながら、日本人としてはどうしでも習性で母音混じりの音になってしまうところを、アプリは厳しく矯正してくれます。
また、もう一カ所指摘を受けています。どうやら本来”æ”の発音が”ʌ”となっていたようです。この場合も、該当の発音記号をタップすると、正しい発音を何度でも聞くことができます。以下がサンプル音声です。
見落としていた発音に気づく機会が得られる
その他にも、普段は気にしていなかった発音の正確さに気づくことができる点も、このアプリを使う1つの価値だと感じました。
特に驚いたのは「Japan」の発音です。指摘を受けた箇所は「Ja」の発音でした。
発音博士によると”dʒ”であるはずの音が”ʒ”になっていたようです。日本語で表すなら「ヂュ」が「ジュ」と発音していたのです。
正直両者が違っても間違いなく通じます。ですが間違いは間違いなので、何度か練習して正しい音に矯正しました。勉強になる点が多いです。
最も難関だった英単語とは!?
こちらをご覧ください。
何度も何度も繰り返しても満点にならなかった英単語です。何かというと、
“Zero gravity”
指摘された箇所は以下の通りです。
- ɪがiːになっている
- ouがɔになっている
- vがbになっている
- rがaになっている
- æがeになっている
これらが入れ替わり立ち代わりの状態でした。「本当かよ?」と思い、スピーカーボタンをタップして自分の声を聞くと、何となく指摘された通りの気もしたので100点になるまで繰り返しました。
満点も大切ですが、何度行っても安定して完璧な発音ができることの方が重要かもしれません。その点では、1度ではなく2度3度と試してみることをおすすめします。
ぜひ「発音博士」を使ってみてください
発音判定エンジンを採用した正確な判定、そして直観的に操作できるアプリ「発音博士」、ぜひ今回をきっかけに一度手にしてみてください。
アプリのダウンロードはこちら>【App Store】
人によって発音を重視する意見とそうでない意見がありますが、私は重視します。発音記号に沿って正しく発音できればストレスなく相手に通じますし、発音できる英語は聞き取りやすくなるというリスニングにおいても相乗効果があります。
発音に関する記事はこちらにもありますので、参考にしていただければ嬉しく思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。