ネイティブな英語を話したい人必見!おすすめの文法書と学習法


本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

どれだけ流暢に英語が話せても、どこか日本語感が抜けきらないのはおそらく永遠のテーマだと思います。

ネイティブの英語を聞くと、意味は分かるけれど自分だったらその表現で言えないなということはよくあります。

だからこそ、ネイティブの感覚を身につけるにはどうしたらいいかとずっと模索してきました。

そんな中出会った一冊の文法書があります。余りにも評価が高かったので手に取って見ると、当に私が求めていた「ネイティブ英語」にフォーカスした文法書でした。

今回はそんな心からおすすめできる書籍と、私がこれまで取り入れてきた学習法について共有できればと思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

ネイティブ感覚を学ぶのに最適「表現のための文法書」

「よりネイティブに近い英語で話したい」

そんな方にぜひ手に取っていただきたい文法書、それがこちらです。


表現のための実践ロイヤル英文法」です。

私は1ページ目のはしがきを読んだときすぐにこれだ、と確信しました。

本書にはこう記されています。

さらに、英語で書いたり、話したりすることが苦手な根本的な理由の一つは、最近、英文法や語法が必要以上に枝葉末節的なことにこだわるようになってきたとと、これだけ騒がれながら、ネイティブ的発想が一向に身につかないということに尽きると思う。

そしてこのようにも記されています。

本書は、何よりもまずなるべく英語のネイティブ感覚を身につけて「標準英語」を話し、書くことができるようになることを目標にしている。

ネイティブ英語を身につけたい人には目から鱗ではないでしょうか。

文法書は他にも多数あります。中には、わかりやすいと受験生のバイブルとして扱われているものもあります。

しかし、それらとは一線を画すのは「ネイティブ感覚」を身につけて「表現すること」を目的とした点にあります。だからこそ本書は、アメリカ出身の大学教授の徹底的な監修の元、完成までに3年もの月日を要しました。

本編を読み進めると一見他の文法書と変わりないように感じます。しかし、項目の一つにある「Helpful Hint」を読んだとき、ネイティブ感覚を学ぶとはどういうことか確かに実感できました。

少しご紹介します。

  • What makes him so angry?とWhy is he so angry?の違い

2つの英文の意味は「なぜ彼はそんなに怒っているの?」であり、両者に違いは無いように感じられます。しかし、ネイティブは無意識のうちに状況に応じて使い分けると言います。

What makes him so angry?と言うと、話し手はその状況に対して意外性を感じているニュアンスが強いようです。

これに習うと、例えば相手に「どうしてそう思うのですか?」と尋ねる際、単に聞きたい場合はWhy do you think so?、なぜその考えに至ったか意外に思う気持ちを表現する際はWhat makes you think so?と使い分けができます。

  • 「泣かれてしまった」と表現するには?

cryなどの英語の自動詞は受動態にはならないというルールがあります。ですので「彼女に泣かれてしまった」と表現したいとき、I’m cried by her.とは言えません。

そこで便利なのが、ありがたくない状況を表すのに最適な前置詞である”on”です。She cried on me.とすれば、能動態のまま「~された」という気持ちを表すことができます。

辞書で調べましたが、このような場合にonを使えると探し当てるのはとても難しいと感じました。

いかがでしょうか。

「ネイティブの感覚を学ぶ」という意味がよくわかると思います。このようなコンセプトで本書は705ページと大変充実しています。

実践を見据えて生きた英語を学びたい方はぜひ一度手に取ってみてください。

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ネイティブな英語を学ぶために役に立つ教材と学習法

ここからは、ネイティブな英語を学ぶために役に立つ教材と学習法をご紹介します。

海外ドラマや映画が字幕なしで観られるようになることを目標とする人も多いと思います。これらは、ネイティブ感覚を身につける絶好の教材として活用できます。

その理由ですが、ネイティブが観ることを前提に制作されているからです。

日本で作られた学習教材にある英文を見たり聞いたりした際、わかりやすいと感じたことありませんか?

知らない単語はあっても、文全体が日本人向けというか、理解しやすいように調整されていると感じます。

一方、海外のニュースを読むと一気に難易度が高く感じられます。語彙はもちろんのこと、表現そのものが全く異なります。

この観点から、一切調整していないネイティブが使う表現が詰まったドラマや映画は、楽しみながら学習できる点において最適です。ロイヤル英文法の解説を参考に理解を深めれば、会話で使える英語を身につけることができます。

そんな学習法ですが、効果を最大限引き出すにはいくつか学習のポイントがあります。

例えば、リスニング力を上達させるには、繰り返し聴くことが大変重要です。さらに、意味の分からない英語を聞き続けるのではなく、文章をしっかり理解する過程も外せません。

詳しくはこちらの記事に全てまとめてありますので参考にしてください。

また、ネイティブ英語を身につける上で発音も欠かせないと思います。私も発音には随分こだわって練習しました。そんな中で得た練習のコツを共有できればと思います。

今回の記事がお役に立てば幸いです。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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