「留学しても英語はできない」ことを留学前に知る大切さ

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

一つ残念なお知らせがあります。

それは、「留学しても英語ができるようにはならない」という事実です。

留学さえすれば英語は何とかなると考えている人、そんなことはないのです。

今回のお話は私がこの目で見て、経験したからこそお伝えできることです。そして、できるかぎり早い段階で読んでいただき、留学を大成功させてほしいと思っています。

現実を知ってしまうことで、失敗を回避して成功まで一直線に駆け抜けようというお話です。

どうぞ、最後までお楽しみください。

留学して半年経過も全く英語ができない

これは当時の私です。

私は大学のプログラムを利用してアメリカへ留学しました。

現地の授業は全て英語。Reading、Listening、Speaking、Writingの基礎英語から、歴史、音楽、演劇の授業もありました。

英語ができる状態とは英語が流暢に「話せて」、問題なく「聞き取れる」状態です。これだけアメリカで英語漬けになれば、さぞ飛躍的に英語力が上達すると思うのが普通です。

しかし、一向に話せるようにも聞けるようにもならない。いつまでたっても「わかった!」と成長を実感することができない。そんな苦い日々が留学して半年間は継続しました。

今ここでその理由を振り返ってみます。

理由1:士気の低さ

留学すれば英語位できるようになるだろう

今から思うと、このいい加減で低い士気が根本原因だったと思っています。

・留学すれば何とかなるだろう
・1年もあれば英語はできるようになっているはずだ

残念ながら何ともならないのです。

このような考え方では、おそらく5年いても10年いても一向に英語が上達することはないでしょう。意外にも、英語はできなくても生活はできてしまうものなのです。

後にお伝えしますが、私はこの考えを根本から入れ替えたときに、ものすごい速さで英語力が上達しました。

一刻も早く英語を身につけてみせる、この高い志こそ留学を成功させるために不可欠な要素です。

理由2:常に日本人と時間を過ごす

知らない人、知らない土地、慣れない食事、不便な言葉・・・

留学先は、良く言えば全てが新鮮、そして実際に感じるのは不安や心細さです。何もかもが違う環境では受けるストレスもとてつもなく大きいです。そして、簡単に日本に帰ることはできない。

そんなとき、周りに日本人がいてみてください。まるで戦友か、とも言わんばかりに仲良くなりますよ。

私の周りには日本人が大勢いました。そして、おそらく「全員」と喋りあう仲になりました。年齢も性別も関係なし、何かに一致団結した絆のようなものを感じたのは間違いありません。

そして、来る日も来る日も日本人と過ごしました。英語なんてできるようになるはずないですよね。

これから留学する人には次の2点を覚えておいていただきたいです。

  1. 留学先には日本人がいない環境を選ぶこと
  2. 日本人がいても適度な距離を保つこと

全く付き合わないと決めてしまう必要はありません。日本人との交流により、現地で役立つ情報を共有してくれる可能性もあります。

大事なのは、「私は英語を学びにこの地にいるのだ」という自覚を持つこと、そして日本人とは必要最低限の関係に留めておくのことです。

理由3:アウトプットの少なさ

しかし、あれだけ英語漬けの毎日だったのに、英語が上達したと長い間実感できなかったのはとても不思議です。

そこで思い至った理由は「アウトプットの少なさ」です。つまり、受け身だったのです。

せっかく英語を学ぶ貴重な機会を毎日得ていたのに、意欲的に発言はしないし、課題はいい加減、今から思うと何とももったいない時間を過ごしてしまったものです。

終わってしまった今なら、授業の1秒も無駄にしないだろうと強く感じます。

この私の失敗談を踏み台に、留学先の授業は1つ1つ、それが最後という気持ちで受けてることをおすすめします。真剣であるほど疑問や質問が生まれます。それをコミュニケーションの材料にして、先生や周りの人と英語を話す機会を見つけてください。

たった1ヶ月の猛特訓

留学先での夏季休暇が終わった頃、周りの日本人は私に驚いていました。急に英語が話せるようになっていたからです。

留学して半年、「このままだと何一つ英語が身につかずに日本に帰ることになる」と遂に危機感を感じ始めた私は、まず決断しました。

日本人と離れよう。

そして、1ヶ月間ハワイに一人で滞在して英語の猛特訓をすると決めたのです。猛特訓といっても語学学校か何かに参加するわけではありません。

勉強のプランは0でしたが、ただ「やる」と決めてハワイへ飛びました。

やる、と心に誓うことは何よりも強く、あらゆる可能性を引きつけるのかもしれません。

  • DVDによる英語学習
  • 宿泊先のホステルでできる限り多くの人に話しかける
  • 店では店員に一言余分に話しかける
  • ホームレスに話しかける
  • 携帯で無駄にサービス会社に電話をかけて何かを問い合わせる
  • 英会話教室を見つけて通う

1ヶ月という期限もあり、思いつく限りのことを試しました。

そして、最終的には英会話の家庭教師と知り合いレッスンを受けるに至りました。

その結果、英語が全く分からない状態から少しは英語でコミュニケーションが取れる状態までになったのです。

具体的には、空港でスーツケースを無くした際には、状況の詳細が英語で説明できましたし、その後のニューヨーク旅行でデビットカードが使えなかった際には、銀行に電話をしてサービスを再開させることにも成功しました。

たった1ヶ月でもここまで英語力は上達したのです。

「やる」という決断は早ければ早いほどいいとお分かりいただけると思います。

最後に:留学初日から成功を手に!

記事をここまで読んでくれた方はもう留学で失敗することはありません。

初日から全速力で英語力の向上に突っ走ってください。

私も、留学生活は順風満帆ではありませんでしたが人生で最高の思い出です。だからこそ、今でもこうして英語に携わっていますし、今後もそうするでしょう。

留学の機会を手にした暁には、1日を最終日だと思って過ごしてください。

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