他では聞けない英語の発音練習3つのメソッド|英語の発音は技術よりもコツ

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

今回の記事では、発音練習のポイントをお伝えします。難しさや余計な練習を一切取り除いたメソッドです。

是非、参考にしてみてください。

まずは基本、英語の発音は腹式呼吸で

「腹式呼吸」が英語の発音では基本となります。お腹から声を出すということです。

日本人は胸式呼吸で話す人が多いと言われます。息を吸い込んだときにお腹ではなく胸が膨らみ、そのまま発声する方法が胸式呼吸です。

胸式呼吸による声は、腹式呼吸と比べて音程は高く、硬い音になります。

1度息を吸ってみてください。胸とお腹(へその下辺り)どちらが膨らみましたか。

胸が膨らんだ場合は胸式呼吸の可能性が高いため、英語の発音練習の前に腹式呼吸へと矯正しましょう。といっても簡単です。

これから、腹式呼吸を感覚で理解するための実践方法をステップ形式でご説明します。

1.お腹に意識を集中するために仰向けになる

まず、仰向けになってください

立った状態でもいいのですが、普段から胸式呼吸をする癖がついている人は「お腹に空気を入れる」という感覚がつかみにくいはずです。

逆に、寝転んだ状態になると自然と腹式呼吸になります。この方法は、腹式呼吸を基本とする声楽でも取り入れられています。

2.お腹(へその下)に両手を置く

仰向けになった次は、両手をへその下に置きます。手の平を重ねるようにしてそっとお腹に当ててください。

腹式呼吸では、手を置いた場所辺りに空気を入れます。手を置くことで意識が集中するため、より簡単に腹式呼吸ができるようになります。

立った状態でも同じように両手を置きましょう。

3.呼吸をしてお腹の動きを確認する

それでは、息を吸ってください。

手を置いている場所が膨らめば、腹式呼吸ができています。

胸が膨らんだ場合は、ゆっくりもう一度お腹に意識を集中させながら何度か呼吸を繰り返してみましょう。

4.呼吸に声を乗せる

腹式呼吸を何度か繰り返して慣れてきたら、次は吐く息に声を乗せます。「あ」など短い言葉で構いません。

自分の声に変化はありましたか?

腹式呼吸で発声すると、胸式呼吸よりも声は低く、太くなります。そして、発声する度にお腹も膨らんだり縮んだりします。

その声が「腹式呼吸の声」です。英語を発音するときにはいつでも、その声色を保った状態で行います。

余計な音を出さない!特に「R」の音

英語独特の発音と言えば、舌を巻いて音を出す「R」ですね。

英語の発音練習を始めたばかりであれば、特に何度も練習する音です。

そこで覚えておきたいのが「必要以上にRの音を出さない」とうことです。

どういう意味かというと、「R」の音というのは他の発音に比べてとても英語らしい音です。舌を軽く巻き上げて発音する独特の音が出せるようになると「ネイティブのような発音」にぐっと近づきます。

しかし、だからといって乱用すると耳障りなのです。

これは、英語の発音に慣れた上級者にありがちなのですが、発音に無駄に「R」が入っている場合があります。

例えば「On」という単語。素直に「オン(※発音記号では[an])」と発音すればいいものを、「オァン(arn)」のように間に「R」の音が無駄に混じっていることがあるのです。

英語の発音練習をすると「R」や「L」のなど、特有の音を出すのに苦戦することがあります。

しかし、それと同じように、必要以外の音を出さないことも英語の発音がきれいに聞こえるコツです。この点を強調する人は意外にも少ないように感じます。

子音を大げさな位に発音する

この人の発音は上手だな!」と感じる日本人は誰か思い当たりますか?

私はというと、ONE OK ROCKのボーカルは英語の発音がとても上手いと思います。

なぜ彼の発音がきれいに聞こえるかというと、理由の一つに「子音を丁寧に発音している」という点が挙げられます。

動画の曲は、「So they say the time takes away the pain」と始まるのですが、赤く反転させた子音を強調して発音すると、よりネイティブの発音に近くなります。

この点を意識してもう一度曲を聴いてみてください。子音が強調されていることがよくわかると思います。

これはコツです。技術ではなく知っているかいないかです。

英語の発音練習をする際は、母音と子音を分けて一つずつ丁寧に発音すると上達が早くなります。

例えば、「Play」という英単語、発音記号は「pleɪ」です。

この単語を練習する場合、「p」の音、「l」の音、「eɪ」の音をそれぞれしっかり発音して最終的につなぎ合わせる、といった練習方法が効果的です。

そして、先頭の「p」は破裂音を強調することでより英語らしい発音になります。

練習に取り入れてみてください。

発音練習の効果をUPさせる方法

さて、発音のコツをつかんだ後は練習を重ねていくのですが、その効果を最大化するために取り入れたいことがあります。

それは「録音」です。

発音練習をする際は、必ず自分の声を録音して繰り替えし何度も聞くようにしましょう。

確認ポイントは以下です。

  • 全ての音が過不足なく発音できたか
  • アクセントを正しい箇所に置くことができたか
  • テンポはどうか

これらが録音した自分の声を聞けば一発でわかります。

自分がどのような発音なのか客観的に知ることで、改善点を見つけることができます。

また、手元には手本となるネイティブの音声があるといいですね。聞き比べによって発音の違いを見出すことができるからです。

私は英語学習に最適なアプリとして「スタディサプリENGLISH」を紹介することが多いです。

その大きな理由は、「自分の発音とネイティブの発音が聞き比べできる」点にあります。

次のキャプチャをご覧ください。

中央部に「あなたの発音」、「お手本」とあります。

普通は、スマホのボイスレコーダーを開いて発音を録音した後、手本にしたネイティブの音声を聞くためには別のページを開く必要があります。聞き比べる度に切り替えなければなりません。

しかし、スタディサプリENGLISHを使えば、同じページ内でそれぞれのボタンを押すだけで音声の切り替えができるのです。

「ネイティブの発音→自分の発音→ネイティブの発音→自分の・・・・」

このような確認が好きなだけできます。英語の発音練習の効率を上げる、便利なツールとしてとても活躍してくれるアプリです。

スタディサプリENGLISHの公式サイトはこちら>【スタディサプリ ENGLISH】

最後に

今回お伝えした3つのポイントを意識するだけで、英語を発音したときの「音の質」がかなり変わってくると思います。

巷では、「R」の発音はこうだ、「L」の発音は・・・と発音そのものを強調するものが多いです。

しかし、「見せ方」を少し工夫するだけでネイティブの音に近づくものなのです。

少し低い声で、腹から声を出して発音する。子音の音を強調する。これらが「見せ方」です。

日本人で英語の発音がきれいと言われる人は、必ずそのコツを知っています。

ぜひ、参考にしてみてください。

他にも発音に関する記事をご用意しています

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お時間があれば是非ご覧ください。

英語は、一度「発音記号」を理解してしまうと、その後どんなに難しい単語があらわれても正しく発音できるようになります。英語の発音が、感覚ではなく理屈でわかるようになります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。