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今回のテーマは「丁寧な英語」です。何か1つを伝えるにも様々な英語表現を知っていれば、会話をもっと楽しむことができるようになります。
例えば海外のレストランで、
Steak, please. Medium rare.
とだけ伝えていたところを、
May I have the steak, cooked medium rare?
と言えるようになる。同じ内容でも「今日はどんな英語を使ってみよう?」と選ぶ楽しみが増えます。また、丁寧な表現は相手を心地良くさせます。
今回の記事では、日常会話で使う機会が多いフレーズを5つご紹介します。普段英語を話す際「より丁寧な伝え方あるか?」と考えるきっかけにしていだければ幸いです。
どうぞ最後までお楽しみください。
I want→I would like
「これください」と旅行先のレストランやお店で伝える際は、”I want this one.”の代わりに”I would like this one.”とすれば丁寧な英語表現になります。
日本人としては、I want~は言いやすいですし大差ないように感じます。しかし、場合によっては要求しているように聞こえることがあるそうです。日本語で「ほしいから持ってこい!」のようなイメージでしょうか。
私は言い方と相手との関係性によると思います。逆に恋人同士なのに”I would like to take you out for dinner.(あなたをディナーに連れて行きたいです)”と言えば、よそよそしい印象を与えるかもしれません。
いずれにせよ、見知らぬ人に対して使う言葉は丁寧に越したことはありません。ぜひ使ってみてください。
What?→Could you say that again?
What?は1音で使いやすいので私もよく聞き返すときに使います。
ただ、これも言い方によっては「は?」とけんか口調に聞こえることがあるので、目上の人や特に親しい関係ではない人に対しては丁寧な表現である”Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)”が最適です。
ちなみに、このCould you~(~していただけますか)は幅広い場面で使うことができます。以下は旅行先で使えるフレーズの一例です。
Could you take a picture?(写真を撮ってただけますか?)
Could you take me to Hilton?(ヒルトンホテルまで行っていただけますか?)
Could you help me?(手伝っていただけませんか?)
No→I’m fine
誰かが何かを勧めてくれたとき、”No”だけだとつっぱねた印象を与えてしまうかもしれません。そんなときには”No, thank you”とする、学生の頃このように教わりました。
しかし、日本人としてthank youをつけたところで、はっきり断っている感覚はあまり変わらないような気がします。
断る意思を示すとき、私たちはよく「大丈夫です」と言います。これに対応する英語がまさに”I’m fine.”です。これにThank youを加えて”I’m fine, thank you.”と伝えればより相手を尊重した断り方ができます。
Do you understand?→Am I making sense?
「Do you understand(わかりますか?)は本当に失礼だから使うのやめろ!」
このような話を聞いたことがありませんか?理由は能力を問うような上から目線な印象があるからだそうです。
私はそんなに神経質になる必要はないと思います。
相手が理解しているか確認したい場面は日常会話の中でよくありますし、そのときにこのフレーズを使って相手が嫌な顔をしたことは一度もありません。
ただ、もう少し謙遜した言い回しを探していたのも事実です。例えば、自分の英語が拙いので相手に通じているどうか確認したいときの「わかりますか?」には申し訳なさが含まれます。その点、Do you understand?と声に出して問うと、相手に責任を投げた感覚は確かにあります。
この微妙なニュアンスを含ませたいときに便利な表現が今回のAm I making sense?です。”make sense”の意味は「意味を成す(=わかる)」です。同じ意味でも「(あなたが理解するために)私は十分な説明ができていますでしょうか」と謙遜しつつ相手に尋ねることができます。
便利な表現ですのでぜひ使ってみてください。
Where is the bathroom?→Could you tell me where the bathroom is?
Where is the bathroom?(トイレはどこですか?)の丁寧な表現をご紹介します。旅行先で活躍するフレーズです。
その前に、Do you understand同様、このフレーズに関しても失礼だから使うなとの意見をいくつか目にしました。
しかし想像してみてください、英語もあまり話せない人が勇気を出して”Excuse me, where is the bathroom?”と聞いたときに、「ぶっきらぼうに、失礼な」と感じる人はいないと思います。
ここでは、より丁寧な伝え方もあると1つの例として”Could you tell me where the bathroom is?(トイレの場所を教えていただけませんか?)”を覚えていただければと思います。
ただ、声に出すと分かりますがこのフレーズは長くて言いづらいと思います。そんなときには、シンプルなこのフレーズを使ってみてください。
Where can I find the restroom?(トイレはどこで見つけることができますか?=トイレはどこですか?)
参考にしたサイト・文献一覧
今回は日常会話でも使う機会の多い「丁寧な英語」を5つご紹介しました。
丁寧な表現そのものももちろん大切です。しかしそれよりも、多彩な英語表現をそのときの気分やシチュエーションで使い分ける、こんな英語の楽しみ方もあると知っていただければ嬉しく思います。
最後に今回の記事を書くにおいて参考にしたサイトをご紹介します。海外のサイトですので、リーディングやリスニングトレーニングに活用してください。
こちらの記事には、リスニングの効果的なトレーニング方法がまとめてあります。
【サイト・文献一覧】
・15 Phrases For Speaking Polite English
・10 ways to say ‘NO’ in English (politely!)
・How to Be More Polite in English: Useful Phrases for Speaking Polite English
・What does “make sense” mean?
・Do you understand?はホント失礼今すぐ最適な言いまわしに変えよう
・“Do You Understand?” vs. “ Am I Making Sense?”