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「単語、文法、精読、音読、発音、シャドーイング・・・」
はっきり言って面倒じゃないですか?
せっかく英語で話す練習をしようと思っているのに、これでは始めることさえ難しくなります。第一どれも効果が出るまでの期間が曖昧で、取り組み方も本当に正しいのか不安です。
先ずは行動を開始することが何よりも重要です。今回はこの点にフォーカスし、具体的な手順をお伝えします。
練習方法はどれを選んでも間違いではありません。それよりも、自分が取り組みやすいものを選ぶ方が大切です。
しかしその前には行動を開始するという、必ず突破しなければいけない壁があります。その壁を超えるきっかけになれば幸いです。
ステップ0:テーマを決める
巷で紹介されているスピーキング練習法は、既に話すテーマがある状態を前提としています。しかし、始める前はそもそも何を話せばいいかわからないし、どんな教材を使えばいいか迷います。
日常英会話の練習なら、様々な場面でキャラクターが対話する内容が載っている教材が向いていると思います。ただ、より実践を見据えるために、既存の教材ではなく自分でテーマを決め、会話内容は作ってしまうことをおすすめします。
テーマは「将来必要になるか」を基準に決めていきます。例えば、自己紹介は新しい人と出会う度に必要となるテーマです。自己紹介の場面で何を話すか予め考えて練習すれば、実践にそのまま活きるスピーキング練習となります。
他にも次のようなテーマが実践で使えそうです。
- 趣味
- 好きな食べ物
- 旅行したことがある場所
- 今日の出来事
- 週末の過ごし方
- おすすめの日本食
- 日本の観光スポット
これらのテーマは会話の中で頻繁に登場します。他にも、海外旅行を想定してレストランでの注文方法の練習というのも良いと思います。
テーマが決まったら、次のように日本語で対話文を作ります。
A:日本でオススメの観光スポットはどこ?
B:東京に長年住んでいるから、東京なら紹介できる場所がたくさんあるよ。
A:最近仕事が忙しいから、どこかリラックスできる場所はない?
B:それなら温泉がいいんじゃないかな?お台場に大江戸温泉物語っていう有名な温泉があるんだ。温泉以外にもマッサージや食事処もいくつかあって一日中楽しく過ごせるよ。
A:それは楽しそうだね。都心からどうやって行けばいいの?
B:まずは新橋駅に移動して・・・
これで自分だけのオリジナル教材の完成です。既存の教材ではなく自分の言葉で作るため、同じ練習でも真剣味が違うはずです。
ステップ1:英語に直す
そして対話を英語に直します。正しいかどうかは気にせず、まずは自分なりに英文を作ってみてください。
オンライン辞典の例文検索を参照すると正しい英文が作りやすいと思います。例えば「日本の温泉へ行ったことがありますか?」と伝えたい場合、似たような例文を探して部分的に変更します。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
英語が話せるとは英作文ができるということです。よって、このステップができれば練習は半分成功したようなものです。
逆に英語が話せない人は書くこともできません。このことから、英語で書く力を身につけるのは非常に重要だとわかります。
感覚的な英語ではなく文法的に正しい英語を身につけるなら、以下の記事で紹介した英作文のためのサイトが大変役に立ちます。30年の研究に基づく独自の試験によって、今の文法力がどのレベルなのかすぐにわかります。
オンラインで受けられますのでぜひ一度試してみてください。英語力を習得するために必要な考え方が詰まったとても質の高いサイトです。
テーマも対話も自分で考えなくてもいい
英文まで完成すれば後は声に出す練習をするだけです。これで最も肝心な0から1はクリアしたことになります。
練習方法は様々でも行動に移せなければ意味がありません。「テーマを決める→対話を作る→英語に直す」と既に初動は開始していますので、その流れで実践にも入りやすくなると思います。ぜひ参考にしてみてください。
実は、練習の準備で必要なテーマの考案や対話作りに関しても、サンプルはWEB上に山ほどあります。それを使えば、自分でアイデアを出す必要は全くありません。
先ほど例に挙げた日常会話に関する内容やビジネスまで、様々な場面を想定したテーマ、そして対話のサンプルが無料で閲覧できます。これでさらに始めやすくなると思います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
追記:音読に関する記事
音読に役立つ記事を2つお届けします。ぜひご活用ください。
音読はスピーキング練習に最適です。こちらの記事では、続ける毎に実感できる音読に期待できる効果についてまとめました。
努力した先にある成果を予め知ることで、大きなモチベーションになると思います。
私が実際に音読を100回行って効果を検証した様子をまとめました。
参考になれば幸いです。