英単語をイメージで覚えるための5つのステップ【必要なのはオンライン辞典のみ】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

今回の記事では、英単語の意味をイメージとして理解するための方法をお伝えします。方法というよりも、むしろ考え方や単語に向き合う姿勢です。

必要なのはオンライン辞典だけです。普段単語を調べるのにオンライン辞典を使うことも多いと思いますが、いつもより丁寧に読み込むことで単語の理解度と定着率は格段にアップします。

ぜひ参考にしてみてください。

定番はGoogle画像検索

本題に入る前に、英単語をイメージで覚えるための定番は画像を見ることです。画像で表せるものはGoogleで画像検索すると最も簡単に学習できます。


一方で、goとcomeの違いなどを知ろうとした際に画像検索をしても最適なものは見つけにくいです。そんなときこそ、オンライン辞典を使った学習方法をご活用ください。

ちなみにgo=行く、come=来ると対訳で覚えていると、「今行きます」と訪問者に伝える際にどちらが適切か困惑します。この場合は”I’m coming.”が正解です。

英単語をイメージで覚えるための5つのステップ

それでは具体的なステップに入ります。

1. 単語を検索する

まずはオンライン辞典で単語を検索します。オンライン辞典は様々ですが、今回は用例の多いgoo辞典を使います。

goo辞書のリンクはこちらです>【goo辞書】 

では、重要単語の一つ「make」の意味を調べてみます。

2. 用例に着目する

この学習の要は用例を見て単語のイメージを膨らませる点にあります。

makeは「作る」以外にも様々な意味を持ちますが、まずはざっと用例をご覧ください。


例えば、最初の意味である「作り出す」の用例をみて、どのように使われるのか確認します。

  • make a boat [a cake, a poem, a film] ボート[ケーキ,詩,映画]を作る

余裕があれば、軽く声にだしたり、紙に書いたりするとより記憶に残りやすくなります。

なお、このステップのポイントはmakeの理解だけに集中することです。ですので、用例の中で気になる単語があっても調べるのは別の機会にします。

3. 情景をイメージする

このステップ3こそ、今回の学習で最も大事なポイントとなります。

今度は用例一つ一つをしっかりイメージしながら見ていきます。おすすめなのは、一度声に出してから頭の中で映像を浮かべることです。

例えば、make a boatなら庭で船を組み立てている情景、make a fireならキャンプで火をおこす様子を浮かべます。

英語を聞いたり話したりする際の最終形は、概念として言葉を理解している状態です。apple→りんご→実際のリンゴが思い浮かぶ、ではなく聞いた瞬間にりんごの絵が頭に浮かぶのが理想です。

用例をイメージしながらじっくり見るのは、この練習に最適です。

4. 他の意味も同様に意味をみる

以上が単語の一つの意味を理解するための流れです。

その他にもmakeの意味はたくさんありますので、同様にイメージを膨らませながら用例をご覧ください。makeへの理解が一層深まります。

以下は私が珍しいと感じたmakeの用例です。

  • make £100,000 a year(1年に10万ポンドかせぐ)
  • You really made the party tonight.(あなたのおかげで今晩のパーティーは成功した)
  • He has made her into a star.(彼は彼女をスターに育てた)
  • Can you make yourself understood in English?(英語で話が通じますか)
  • This makes my fourth trip to Japan.(これで4度目の日本訪問だ)

用例を見れば見るほど実践で使える表現も増えていきます。

5. 類語との比較でさらに理解を深める

最後のステップでは、似た意味を持つ類語との比較によってmakeの理解が深まるだけでなく、ボキャブラリーも増やすことができます。

これで一つの単語の学習は完了です。ここまで丁寧に向き合えばイメージ(概念)での理解にかなり近づいているはずです。

重要単語こそ今回の学習法が最適

もしかすると「こんな面倒なことするのか」と感じたかもしれません。

しかし、たった一度でしっかり記憶に定着すると考えれば、一見回り道でも実は効率的ではないでしょうか。

単語帳で勉強しても、次の日にはほとんど覚えていないという状況はよく起こります。日本語で意味を確認するだけでは本質に触れることができず、言葉通り「イメージできない」から当然です。

ぜひ今回の方法で単語を身体に染み込ませるように学習を進めてみてください。

とはいえ最後にお伝えしたいのは、この方法が適しているのは「重要単語」の学習です。さすがに全ての単語で行っていたら時間がいくらあっても足りません。

例えば中学で習う単語は、会話で頻繁に登場する重要単語ばかりです。このような単語こそ時間をかけて丁寧に学習するにふさわしい英単語です。

以下の記事では、日常会話で頻出する英単語だけを厳選してまとめました。優先的に学習する単語としてご活用ください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。。