英語の絵本が無料で読めるサイトをご紹介【英語力を伸ばしたい方に最適です】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

今回は「英語の絵本が無料で読めるサイト」をご紹介します。絵本なんて、と私も最初は思いましたが、そのメリットの多さにとても驚いています。特にリスニング力の向上にもつながるのは驚きでした。

後ほど詳しくお伝えしますが、英語上達の近道は一度英語のレベルを思い切って下げて復習しなおすことです。それにより、上達に欠かせない基礎がぐっと固まるからです。

この記事ではまず、英語の絵本を読むメリットからご説明します。多くのメリットがあるとわかれば、期待感から行動にも移しやすいと思います。

そして世界中の絵本が集められたサイトを1つご紹介します。絵本を無料で公開しているサイトは多くあるものの、大切なのは実際に取り組むことです。私が試して活用できそうなサイトを使い方と合わせてご説明します。

より英語学習が充実するきっかけになれば幸いです。

どうぞ最後までお楽しみください。

こんなにもある!英語の絵本を読むメリット

機会がない限り、英語の絵本を読んでみようとは思わないかもしれません。しかしそのメリットを知ると、きっとすぐにでもページを開いてみたくなるはずです。

1. 語彙力の強化

読書は当然語彙力を強化します。それだけではありません。

先日の記事では、英語力が伸びないのは英語を日本語訳で理解していることが原因と述べました。

「foreign=外国の」というように覚えてしまったため、文章内で別の意味で使われているにも関わらずその第一印象が邪魔をしてしまうのです。

一方、絵本であれば文脈の中で英語の意味が正しく理解できるのはもちろん、イメージも湧きやすいです。最終的な目的は英語を英語で理解することですが、これは「Lemon」と聞いたときに黄色く楕円形をしたレモンが浮かび、酸っぱさが口に広がる状態です。つまり、概念での理解です。

詳しくは上の記事に記載しましたが、同じ語彙力の強化にしても絵本は概念という理想的な状態で強化できるのです。

2. 英語に接する機会が増える

昨夜遅く、名前は忘れてしまいましたが英会話スクールのプロモーション番組がテレビに流れていました。そこには間違った英語学習法として「英語を話す量を増やせばいいと思っていませんか?」と問いかけていましたが、私はいいと思っています。

やはり、英語に精通した方々の書籍を読んでいると、日本人が英語が苦手な理由は学習量が圧倒的に不足しているからだと言います。聞く量、話す量、全てにおいて足りないのが第一の原因です。

絵本に使われている英語はやさしい表現ばかりで理解もしやすいです。このメリットは、英語に接する機会をどんどん増やせることにあります。使用頻度が高い英語は様々な文脈で登場しますので、理解も深く、記憶への定着も高くなります。

3. 頭から順に英語が理解できるようになる

次に述べるリスニング力との関係にも繋がりますが、絵本(洋書)は英語を頭から順に理解するための良い訓練になります。

英語を日本語に訳すとどうしても「返り読み」をしなければなりません。この癖はリスニングにまで大きく影響します。英語を聞き取るには、必然的に頭から順に理解することが求められます。リーディングのように、一旦読み終えてから先頭に戻ることはできません。

よって、本を読む際は返り読みはしないと制限をかけ、最初は無理にでも頭から意味を取っていく練習をします。これはリーディングだけでなく、リスニング力まで伸ばすことになるのです。

4. 英語を理解するスピードが上がる

日常英会話は中学レベルの英語力で聞き取れると言われます。それでも何を話しているかわからないのは、理解するスピードが追いついていないことが一つの原因です。

この問題をリーディングが解決します。やさしい内容の絵本を通じて多くの英語に接すれば次第に読むスピードが速くなります。これはそれだけ速く英語が理解できるようになったということです。

読んでわからない英語は聞いてもわかりません。確かに、英文を見て知らない英語ばかりだと、これでは聞き取れないはずだと痛感します。

逆に読める英語は聞き取れる可能性も高くなります。繰り返しになりますが、絵本を通じて英語の理解が早くなることは、リーディングと同時にリスニング力まで上達させるのです。

以上、英語の絵本を読むメリットをお伝えしました。しかしその効果は、まだまだ他にもたくさんあると思います。

それでは、英語力を好きなだけ高めることができる「無料で絵本を公開しているサイト」をご紹介します。

【使い方解説】世界中から寄せられた絵本が読めるサイト

今回ご紹介するのはInternational Children’s Digital Library(ICDL)です。このサイトには、世界中から寄贈された絵本がデジタル書籍として保存されてます。サイトの目的を見ると、アメリカの非営利団体が子どもたちの教育目的で創設されたと書かれています。

本の探し方は様々ですが、いち早く利用するためにここでは最もシンプルな方法をご紹介します。

1. サイトにアクセス

まずはサイトにアクセスします>【ICDL】

トップページが開かれたら、左側にあるTHE LIBRARYの下「Read Books」を選択してください。

※2021年5月22日現在HPがリニューアルされています。

2. 対象年齢を選ぶ

本は「対象年齢」で選ぶとレベルがわかりやすいです。Read Booksを選択すると次の画面が表示されます。

画面左側より対象年齢(Three to Five, Six to Nine, Ten to Thirteen)が選べます。ここでは最も低いThree to Fiveを選んでみます。

ちなみに、語彙力を診断するサイト「Test Your Vocabulary」によると、英語のネイティブスピーカーは4歳の時点で既に5,000語知っているそうです。これはセンター試験に必要な語彙数に相当します。

Test Your Vocabularyでは無料で語彙力が診断できます。自分の語彙力を知ることは洋書選びにも役立ちますのでぜひ一度お試しください。

テストの受け方について詳しくはこちらの記事が参考になります。

3. 言語を英語に設定

初期の表示では世界中の言語が対象になっているので英語に限定します。

4. 好きな絵本を選ぶ

ではお好きな絵本を選んでください。

5. 楽しむ

「Read this book」から本を開くことができます。

好きなページを選んで、本をお楽しみください。

サイトへのアクセスはこちらからできます>【ICDL】

英語上達のポイントを共有します

今回は英語力を高める方法の1つとして絵本をご紹介しました。参考にしていただき、さらに一度試していただけると嬉しいです。

最後に、最近学んだ「英語上達のポイント」を共有します。

英語力は「ほとんど知っているが、わずかに知らない単語や表現が含まれている」そんな英語に接するときに最高に伸びるようです。わずかというのは、本で言うなら1ぺージに1~3語程度です。

今後英語学習に洋書を活用する機会があるかもしれません。そのときはこのポイントを基準に最適な1冊を選んでみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。