本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。
今回は、とても簡単なスピーキングトレーニングを3つのステップ形式でお伝えします。私が全く英語を話せなかった頃に行っていた方法で、大きな効果を実感したものです。
実際に取り組んでいただければ、「英語はこうやって話せるようになるのか」と感覚でわかるようになります。
英語を始めたばかりの頃は、話せるようになるなんて想像さえできませんでした。全く未知の世界です。英語の授業は受けていたものの一向に上達している感じはなく、どう勉強すればいいのかと途方に暮れていました。
それでも、1つずつ壁を乗り越えてきて今振り返ると、確かな道筋があったと感じます。
「英語を話したい。でも何をすればいいかわからない」と立ち止まっているなら、今回の記事はきっと役に立ちます。
どうぞ、最後までお楽しみください。
「知っている英語の運用能力」これが話せるということ
今知っている英単語が会話の中でスムーズに使える、シンプルに英語が話せるとはそういうことです。
私たちは既に2000語を超える英単語を習っていますので、必要なのはこれらを使って文章にする練習です。
中学で習った英単語はこちらのサイトで確認できます>【英語漬け.com】
ではどのような練習をすればいいのか、これからお伝えするのは会話相手がいなくてもできる効果的なトレーニング方法です。
【3つのステップ】今すぐできるスピーキング練習法
私が実際に取り組んで効果的だと感じたトレーニングは「日常会話に登場する機会の多い質問に対して答えを作る」というものです。例えば、
“What countries have you ever been to?(今までで訪れた国はどこですか?)”
この質問は、海外の人と話すとかなり高い確率で聞かれます。このような質問に対し予め自分の答えを作っておくのです。そうすれば、英語で話す機会が訪れたときにそのままその答えを使うことができます。
答えを暗記するなんてそれじゃあ話せることにならないだろう、と感じるかもしれません。しかし、その場で考えるか予め答えがあるかだけの違いで、結局自分の言葉が英語にできればいいのです。
英語を話してみると、
- 単語が思い浮かばない
- スムーズに話せない
- 発音が上手くできない
といった壁に必ずぶつかります。自分の知らない分野についてはなおさらです。だからこそ、特に英語を始めたばかりの頃は「この質問なら英語で完璧に答えられる」という回答集があるのは、とても大きな自信にもつながります。
準備:日常会話に登場する質問一覧
回答集を作るなら、日常会話で聞かれる可能性の高い質問に答える方が効率的です。
以下に質問の例を8つご紹介しますのでご参考ください。
- “What is the most interest thing you’ve experienced lately?(最近1番面白いと感じたことは何ですか?)”
- “What do you do?What do you like about it?(あなたの仕事は何ですか?仕事のどんな点が好きですか?)”
- “What do you usually do on your day off?(休みの日は何をすることが多いですか?)”
- “What is the best place you’ve ever been to?(これまで行った中で1番の場所はどこですか?)”
- “Where should I visit if I ever go to Japan?(日本を訪れたらどこに行くべきですか?)”
- “Where are you from?What is the most interesting thing about your city?(出身はどちらですか?あなたの町で最も興味深いことは何ですか?)
- “Why are you learning Enlish? How are you learning it?(あなたはなぜ英語を学んでいるのですか?どうやって学んでいますか?)”
- “What kind of Japanese food do you recommend?(おすすめの日本料理は何ですか?)”
以上、具体的に答えなければいけない質問のみを厳選してご紹介しました。その方が、より多くの英語を使うトレーニングになるからです。
もちろん、How are you?など、答えが簡単な質問は日常会話で頻繁に登場します。
こちらの動画には、そのようなシンプルな質問と回答例が200以上集められています。参考にしてみてください。
動画の代わりにテキストで確認する場合はこちらです>【200+ Answers to Common English Questions】
ステップ1:まずは日本語で回答を作成、その後英語に変換
次に質問の回答を作ります。慣れるまでは「日本語で作る→英語に直す」の流れで大丈夫です。逆に、日本語で考える方が答えの幅も広がると思います。
回答が完成したら英語に直します。このときに活躍するのが「オンライン辞典」です。言い回しがわからないときなどは、オンライン辞典の例文検索が便利です。
例えば、趣味を聞かれて「~にはまっています」という言い回しを知りたい場合、そのまま例文検索すると次のように使える例文が数多く表示されます。
この中から最適な例文を選び、固有名詞を変えるなど微調整を加えながら文章を組み立てていきます。
例文検索の活用について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ステップ2:作った回答は添削でブラッシュアップ
回答を作っても「この英語で正しいのか?」と感じることがあると思います。
そんなときは、ネイティブに確認するのが一番です。
確認する方法は2つあります。1つは言語交換サービスです。例えば「HiNative」では無料でネイティブに質問することができます。
HiNativeでは、英語で何と言うのか、表現が自然かどうかなどについてテンプレートを使って質問できます。また、日本語で質問することも可能ですのでぜひご活用ください。
詳しい使い方はこちらの記事が参考になります。
もう一つの方法は、添削サービス会社を利用することです。HiNativeは無料で利用できるのがメリットです。一方、回答がもらえるかどうか保証されているわけではなく、また回答の質も不安定です。
その点、添削サービス「アイディー」は、有料にはなりますが、解説を含めた質の高い添削を受け取ることができます。こちらは、私が受けた添削結果です。
このように、なぜその英語表現が適しているのか、詳しい解説とともに添削結果を返却してくれます。
ただ日本語を英語にするだけでなく同時に知識まで得られるのは、次に英語を作成する際にとても役に立ちます。
アイディーに添削を受けている様子はこちらの記事にまとめてました。
ステップ3:仕上げは音読で実践の準備を
回答が完成したら、最後はひたすら音読を繰り返します。音読によって、実践で使える英語として体に染み込ませていくのです。最初は読みづらいかもしれませんが、回数を重ねる内に滑らかに話せるようになります。
発音を確認するなら「Google翻訳」が便利です。英文を入力して音声ボタンを押すだけで、正しい発音を何度でも聞くことができます。合わせて発音記号も確認すると、感覚だけでなく論理でも発音方法が理解できるのでおすすめです。
効果的な音読の実践方法はこちらをご覧ください。
「話せる英語」を増やすことが上達の鍵
今回は「この質問なら完璧な英語で回答できる」という自信をつけるための手順をお伝えしました。予め回答を用意しておけば100%英語で答えることができます。
そして何よりも重要なのは、暗記した英語は応用可能だということです。例えば、「私はアメリカに旅行したことがある」と英文を作ったとします。この中に含まれる「~したことがある」という表現は、旅行以外にも様々な話題で使えます。
一見、英文の暗記はその場しのぎのように感じます。しかし、それらの英文は別の話題で話す際の基礎として働いてくれます。
今回お伝えした手順を参考に、ぜひ「話せる英語」を増やしていただければと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。