本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。
今回は「世界に学ぶリスニング上達法」をお届けします。
英語には数えきれない程の学習方法があります。しかし、私たちが目にするほとんどは「日本人が日本人のために作った学習法」です。
では世界中の人々はどのように英語を学習しているのでしょうか?先日、効果的な学習法はないかと海外のサイトを調べていた中で今回のトレーニング方法を見つけました。彼らが取り組む学習法を知れば、上達のヒントになるかもしれません。
ぜひ今回お伝するリスニングトレーニングを試していただき、もし合うと感じれば、日々の英語学習に取り入れていただければと思います。
どうぞ最後までお楽しみください。
英語のリスニング上達法 ―5つのSTEP―
それでは早速トレーニング方法に入ります。
内容は5つのSTEPで構成されており、やはりリスニング力を鍛える上で大切な「聞き込み」に重点が置かれています。
- 英語音声の具体的な聞き込み方
- 聞き込みを続けた先に得るもの
これらのポイントに注目していただければと思います。
STEP1:台本付きの音声を準備
まずはリスニング用の音声を準備します。
音声素材は何でも構いません。日常会話、ニュース等、聞き取れるようになりたい分野の音声を用意してください。
教材選びには1つポイントがあります。「台本付き」であることです。英語音声をリスニングトレーニングに活用するには、英語・日本語両方の台本が必要です。
素材が準備できたら、まずは何も見ない状態で音声に耳を傾けます。目的は、英語を聞きとるための耳と脳を鍛えること、そして英語を聞いた瞬間に映像化できることです。
この「映像化」は、自分のリスニング力を測る上でとても役に立つ指標になります。
Cherry Blossomsと聞いた瞬間に満開の桜が思い浮かぶか、People throwing a party under cherry blossomsと聞いて人々が桜の下で花見をしている姿が瞬時に浮かぶか、この映像化できるかどうかがリスニング力の基準になります。
STEP2:テキストの音読
次に音声の台本(英語)を音読します。音読によって、聞き取れなかった音の確認ができます。
音読はリスニングの復習に役立つだけではなく、スピーキング力も上達させます。発音を確かめながら音読を繰り返せば、その文章はそのまま実践で使える様になります。
音読の効果と実践方法はこちらの記事をご覧ください。
STEP3:音声を再度聞く
改めて音声を聞きます。そして、音声を聞くと同時に台本を見ながら音読します。これにより、1度目に聞いた際に聞き取れなかった英語が理解できるようになります。
自然な速度の英語は、音が連結したり混じったりすることが多くあります。これがリスニングを難しくする要因の一つです。音声と同時に音読することで、聞き取りづらい英語の確認ができるのがSTEP3です。
STEP4:書き取りの実施
STEP4では、さらに英語を細部まで聞き取るために書き取り(ディクテーション)を行います。
1枚の紙(スマホやPCのノートでも可)を用意し、音声を流しながら英語を書き取っていきます。音声が早すぎると感じる場合は、停止や巻き戻ししながら進めてください。
ディクテーションはスマートフォンのアプリでも行うことができます。スマホなら場所を問わずリスニングトレーニングができて便利です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
STEP5:再度音声と台本を確認する
最後に、もう1度音声と台本を確認し、書き取れなかった英語を全て埋めていきます。これでトレーニングは完了です。
ここまでお伝えした5つのSTEPをご覧いただくと、英語音声を何回も何回も繰り返し聞いていることがわかります。これこそ、リスニング上達につながる英語の聞き込みです。
これ程までに音声を聞き込めば自然と記憶に深く刻まれます。すると、別の機会に同じ英語や似た英語表現を聞いたときに馴染みある言葉として聞き取りやすくなります。これが今回のトレーニングから得られる効果です。
ぜひその効果を体感してみてください。
英語音声の選び方
最後にトレーニングに使う英語音声の選び方のポイントをお伝えします。
トレーニングでは音声を何度も繰り返し聞く必要があります。そこで音声は短いものがおすすめです。目安は30秒~1分です。この程度の長さであれば、繰り返し効いても飽きないと思います。
一方で、海外ドラマや映画などでリスニングトレーニングをしたい場合もあると思います。そのようなときは、例えばシーン毎など区切ることで飽きずにしっかりと聞き込むことができます。
ぜひ参考にしてみてください。