英語が話せるようにならない人が知らない「最高の復習」

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

英会話レッスンを受けている、あるいは英語で話す機会はあるのになかなか話せるようにならない。そんな方に向けて書いています。

私は独学で英会話を身につけました。どうやって進めればいいかわからない状態で、洋画を観たり、街中(当時はハワイで勉強していました)で話し相手を探したりして英語を使う機会をさがしていました。

だからいつまでたっても英語が話せるようにならず、もどかしく感じた経験は何度もしています。

それでも止めず、自分なりにも少し上達を感じたとき、そしてその後も英語学習を続けた結果、英語が話せるようになるためには2つの重要なポイントがあると確信しました。

それが「反復と復習」です。

日々の練習でこの2つを意識すれば「思うように上達しない」という状態からは必ず抜け出せるはずです。

記事は可能な限りシンプルにまとめました。ぜひ参考にしてください。

反復

英会話において反復は超重要事項の一つです。英語が流暢に話せる人は単純に練習時間が多いです。その意味では英語を話さざるを得ない状況に身を置くために海外で住むのは一つの方法です。

しかし、それは環境として有利になるだけで本人が積極的に英語を使わなければ何も変わりません。これが留学が失敗する理由です。

私も体験しました。食事もまずいし話も通じない国で周りに日本人がいるとどうしても近くにいたくなるのです。その結果、海外にいて日本語しか使わないという不思議な状況が生まれます。

話を戻すと、英語を反復練習するためには今いる場所は関係ありません。日本でもその気になれば英語が使える環境は整っていますので、どれでも好きなものを利用するだけです。

次に練習時間の基準ですが、これは多ければ多いほどいいということになります。それでは曖昧ですので、参考までに私が英会話に最も取り組んだ時の学習時間をお伝えします。

まず、英語が全く話せなかった頃最も効果的だったのは「マンツーマンレッスン」でした。英会話の先生を紹介してもらい1回1時間のレッスンを週3回受けました。

レッスンは基本的に1時間ですが、たまに野外映画のイベントやホームパーティー(当時はハワイで勉強していました)に誘われたときは、1時間分の料金$23で5~6時間と一緒に過ごしてもらうこともありました。

レッスン形式は基本フリートークです。話せる話せないに関わらずとにかく相手の質問に答えるのがレッスン内容です。結構負荷はかかりましが、0%程はこちらが話す時間配分にしてくださったので、それが話す良いトレーニングになったと思います。

これとは対照に、私が受けたグループレッスンはスピーキング力を鍛えるのに全然役に立ちませんでした。レッスン中はほとんど先生が話す、もしくは現地に住む英語が得意な人が時間を独占したので当然です。

英会話を上達させるにはレッスン中に自分が話す時間というのは非常に重要です。

そしてそのマンツーマンレッスンを3週間程続けると、少しは自分の意思が伝えられるようになりました。なかなか思い出せなかった言葉も少しずつスムーズに出てくるようになった感じです。

大したことはないレベルかもしれませんが、全く話せない状態からわずか3週間ですので、反復練習の効果の凄さがわかります。

その後日本に帰国してからも英会話は続け、学生で時間もあったことから英語で話す練習を毎日2~3時間、それ以外はTOEFLの勉強や、海外ドラマを観るなどして結局3年位は続けました。それで日常英会話程度なら自信が持てるレベルにまでなりました。

この経験から思うのは、どんな方法でもやはり練習さえすればそれなりに上達するということです。以前かなり英語が上手な人に会い気になってどうやって勉強したか聞くと、アメリカの4年制大学を卒業、今でも彼氏と毎日3時間程電話で話すと言っていました。

何よりもまずは練習量が大切です。

復習

反復練習よりもさらに重要だと私が思うのは「復習」です。これを日々取り入れていけば上達速度は一段と加速します。

英語で話していると、話せた内容に満足してしまい話せなかった内容はそのままにしてしまうことがあると思います。会話はどんどん流れていきますし、時間が経つ毎に何が話せて何が話せなかったのか曖昧になってしまいます。

しかし、上手に言葉にできなかった英語こそ上達の種です。英会話では「英語で何ていうんだろ?」「今相手はどんな英語表現を使ったんだろ?」という状況に必ず直面します。それらを忘れずにしっかり復習することが大切です。

英語では言い換えというちょっとしたテクニックがあります。適切な言葉が思い浮かばなかった際に別の簡単な表現で代替する方法です。これにより会話の流れを止めずに意思を伝えることができます。

また相手の英語は予想しながら聞くことができます。全ての英語が聞き取れなくても話の流れで相手の意図を推測しながら理解できるのです。

これでも十分です。しかし、さらなる高みを目指すなら自分の意思を適切な表現で伝えられた方がいいですし、100%相手の英語が聞き取れた方が理想的です。

そのためには、一つ一つ丁寧に復習することが確実な方法です。

では復習するタイミングですが、

  • 一つは会話の直後です。

まだ会話で話した内容が記憶に鮮明に残っている内に復習に取り掛かります。何が話せて話せなかったのか、思い出せる限り書き出し自分で調べる、あるいは誰かに聞いて確実に消化します。

これを続ければ、ただ単に練習するよりも格段に速く上達します。

もう一つ、

  • もし英会話をレッスンという形で練習中なら録画か録音をおすすめします。

これなら確実です。レッスン中に自分が何を話していたのか全て記録に残っていますので、簡単に復習することができます。

このサイトでよく紹介するネイティブ講師専門のオンライン英会話Camblyでは、全てのレッスンや講師のメモが全て自動で保存される機能が搭載されています。このような基準でスクールを選ぶのも一つの方法です。

「英語がなかなか話せるようにならない」

そう感じたら、まずは練習量が十分足りているか一度振り返ってみてください。そして復習を取り入れれば、今よりも必ず上達を実感できるはずです。

参考になれば幸いです。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。