経験から語る留学のメリット【10ヶ月のアメリカ生活で得たもの】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

私は大学生の頃、のオレゴン州へ留学しました。期間は10ヶ月程です。今回はその経験を元に留学するメリットについてお伝えしたいと思います。

結論からいうと、機会があるならぜひ留学すべきだと私は考えます。よく目的のない留学は意味がないだとか、1年程度では英語力は伸びないと言われますが、それ以外にも得るものはたくさんあります。

異国の地で過ごす時間や経験そのものが価値です。その全てにおいて、何一つ無駄はありません。

今回の記事は留学を考えている方はもちろん、英語を身につけるのはやはり留学が有利なのかと考えている方にも役立つ内容となっています。

ぜひお楽しみください。

私が感じた留学の3つのメリット

数ある中からメリットを3つお伝えしたいと思います。その中でも1つ目のメリットこそ、留学が一生の財産になった理由です。

1. 人との出会い


私が留学をおすすめする理由はこれが全てだと言っても良い程です。留学先ではとても多くの出会いがありました。クラスの先生、一緒に授業を受けた仲間、現地の大学に通う学生など一緒に過ごした時間はかけがえのないものです。

実は、これは失敗談で書いたのですが、留学は大学のプログラムを利用しました。なので同じように渡米した日本人が周りに大勢いたのです。

「英語力をつけたいなら日本人と過ごしてはいけない!」と記事でお伝えしたのですが、それは自分がそうだったからです。たとえ留学しても自動的に英語が上達するわけではなく、英語を使わなくてもいくらでも生活できますので注意が必要です。

留学の失敗談は、こちらの記事をご覧ください。

一方で、彼らと過ごした時間そのものは、私にとって一生忘れることのない思い出になったのも事実です。

アメリカでの生活は、食も違うし言葉も違うし、さらに田舎で何も無いしで皆不安に感じていたのだと思います。そういう状況での日本人の一体感は誇りに感じるほどでした。

お互い助け合い励まし合い、まるで家族のような感じです。帰国してしまえばバラバラになっても、一緒にいた時間は私の中で消えることはありません。

もちろん、アメリカ人の友人もできました。私の場合、数は少ないものの今日まで10年以上の長い付き合いがあります。留学後も私が再びオレゴンに行ったときに再会しましたし、向こうが日本に来た際には部屋に泊めて一緒にコンサート巡りをしました。

そんな出会いこそ、私が思う留学の醍醐味です。観光名所や異国の文化に触れるのは海外旅行で十分でも、人と一生ものの関係を築くのは、数日間ではいかないものです。

2. 英語を活かした職場で働く


私の場合は、留学したからにはやはり英語を活かした仕事がしたいと思ったので、学生の頃は個別塾で中学生に英語を教え、その後エンジニアの仕事を経験しています。

英語で海外の人々連絡を取りながら仕事を進めるのは、純粋に留学して良かったと感じました。また、翻訳の仕事にも携わったことがあります。

英語ができる人は今では珍しくないと言われますが、まだまだ需要はあります。サービスの海外展開に向けて英語ができる人材が急に必要になったなど、働ける場所は探せばいろいろ見つかると思います。

何よりも、英語によって広がる可能性が留学が与える1つのメリットです。

3. 英語学習サイトを運営


もし留学していなければ、今こうして記事を書いてはいません。これは私にとって想像もしていなかった価値の1つです。

先ほど少し触れましたが、英語学習においてはとても多くの失敗をしました。「アメリカに行けば本当に英語が話せるようになるのか?」という疑問は見事違っていたと身を持って知りましたし、それがきっかけで必至で勉強しました。

そして今、その過程で得た効果的な学習法を記事を通じて伝えられることに大きな意義を感じています。留学中は全く英語力が伸びず大変悩みました。しかし、それさえも役に立つ経験となったのです。

ここでお伝えしたいのは、留学して良かったと思う瞬間は後からいくらでも見つかるということです。それは実際に留学を経験しなければ決して見つからないメリットだと感じます。

留学で英語力を最大限伸ばすためには

英語力の向上を留学の目的にしている人は多いと思います。最後に、あの頃の自分にこそ教えたい「留学で英語力を最大限伸ばす心構え」についてお伝えします。

英語力は留学する前にできる限り高めておくべきです。英語を学ぶために留学するのに逆説的なようですが、この意識が非常に大切です。

日本にいても出来ることはたくさんあります。語彙力の強化はもちろん、私が特にやっておけばよかったと痛感したのはリスニングです。

留学先では話せないわ、聞き取れないわで大変困りましたが、リスニングなら一人で十分練習できました。話せなくても相手が何を言っているかさえ理解できれば、ジェスチャーや文字でコミュニケーションできたはずです。

また今ではオンライン英会話を使って安価にレッスンが受けられますので、スピーキング練習までできます。

留学は日本で練習した英語を実践する場です。この意識があると、例え期間は短くても留学で最大限英語力が伸ばせます。

逆に、これは日本にいても英語は習得できるということです。もちろん、そのためには英語を必要としない環境で学習が継続できる強い意思が必要となります。

私の場合は留学をきっかけに英語に力を入れ始めました。どのように勉強すればいいかもわからず、英語力の伸びが全く実感できない期間も数ヶ月ありました。

それでもがむしゃらに勉強をすると少しは上達し、コミュニケーションもとれるようになってきました。その自信が続ける動機になり、帰国後も数年間、毎日2~3時間英語で話すことでさらに英語力を伸ばしました。

留学中は英語ができなかったばかりに築けなかった縁があります。それも1つではありません。留学は実践の場だと当時の自分が理解していれば、より充実した時間が過ごせたのも事実です。

これから留学する方、また英語力を身につけたい方にとって参考になれば幸いです。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。