英語のリスニングができない意外な理由【「知っている」は「聞き取れる」ではなかった!】

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単語の意味も全部知っている、でも音声で聞くと聞き取れない。英語のリスニングではこのようなことが起きます。

なぜ、文字で見れば確かに理解できる英語が聞き取れないのでしょうか?今回はその理由と解決策をお伝えします。

一言で英語が聞き取れないと言っても理由は多岐に渡ります。文章中の単語を一つも知らなければ聞き取ることはできませんし、単語の意味は知っていても文中での使われ方次第で理解が難しくなる場合もあります。

そんな中、見れば分かる英語であれば、真っ先に聞き取れるようしておきたいものです。今回の記事が、今後さらなるリスニング力を身につけるためのヒントとなれば幸いです。

どうぞ最後までお楽しみください。

まずはサンプルをお聞きください

知っている英語なのに聞き取れないとはどういうことか?これを理解するために、まずはサンプル音声をお聞きください。

では次に、それぞれの英語を文字にします。

“Wait until you hear from me.(私からの連絡を待ってください。)”

“Could you tell us where we can catch a taxi?(どこでタクシーを拾えるか教えていただけませんか?)”

“I’m going to think twice about buying anything from that store again. (あの店では二度と買い物したくないと思い始めています。”

いかがでしょうか。

ご注目いただきたいのは、文章中にある全ての英単語は中学で習う平易なものだけである点です。にもかかわらず、音声で聞くと時として全く別の言葉に聞こえる場合があります。

これが「知っているのに聞き取れない」という現象です。リスニング力を伸ばすには、第一に知っている英語は確実に聞き取れるようになることが大切です。

それでは「英語が聞き取れる」ということについて、具体例を用いて解説していきます。

音と意味が結びつく=聞き取れる

聞こえた音と頭の中にある英語が一致したとき、英語は聞き取ることができます。

  1. [tάɪm]と音が聞こえる
  2. それが”time”だと分かる
  3. timeは「時間」を意味すると知っている
  4. 聞き取れる

1~4まで問題がなければ、その英語は聞き取れるはずです。

しかしこれが文章になると、リスニングは途端に難しくなります。例えばこちらの英文をご覧ください。

“Could you give me a little bit of your time?(私に少し時間をいただけませんか?)”

音声はこちらで確認できます。>【Google翻訳】

音声を聞くと英語独特のリズムに加えて、単語と単語が混じり合って聞こえるのがわかります。Could youは「クジュ」と聞こえますし、give meのvはほとんど音が欠落しています。また、a little bit of yourについては「リトビトゥユ」と知らなければ1つの単語に聞こえるかもしれません。

この現象が全ての文章で発生します。これが英語を知っていても聞き取れない理由です。

原因が分かれば対策が見えてくる

英語を知っていても聞き取れるとは限らない。

これを理解することはその後のリスニング力を確実に伸ばすための手がかりとなります。

知らない英語は聞き取れなくて当然です。よって、まずは知っている英語から確実に聞き取れるようにします。リスニングのトレーニングを行う際は、次の2つを意識してみてください。

1つは、英語は聞こえた通り、素直に受け入れて理解することです。もしWould youがウジューと聞こえたのなら、そういう音だとシンプルに考え、次に同じ音が聞こえてきたときにWould youと認識できるように「音と文字を頭の中で結びつける練習」を何度も繰り返します。

よく英語の聞き取りが難しい理由として「リエゾン(リンキング)」、「リダクション」、「フラッピング」が挙げられます。

それぞれを簡単に説明すると次の通りです。

  • リエゾン(リンキング):音と音が連結すること(例:Would youのdとyが連結してウジューと聞こえる)
  • リダクション:音が脱落すること(例:Good jobのdが脱落してグッジョブと聞こえる)
  • フラッピング:tが「ラ行」の音のように発音されること(例:Waterがワラ―と聞こえる)

これらの現象は様々な条件下で発生します。しかし、パターン全てを覚えるのはきりがないですし、その必要もありません。

とにかく英語特有の音に何度も触れ、頭の中にある英単語と結びつける、このシンプルなトレーニングが効果的です。

正しく発音できれば聞き取れるのか?

もう1つは自分でも同じ音が出せるように発音を練習することです。ネイティブに近い発音ができれば、聞き取りやすくなるのは間違いありません。

ただ、ネイティブのように発音できないからと言って全く聞き取れないわけではありません。「発音できない英語は絶対聞き取れない」とどこかで耳にしましたが、極端だと私は思います。

繰り返しになりますが、聞こえてきた英語の音と持っている知識(英語のスペル)が結びつくことで英語は聞き取れるようになります。大切なのは、この頭の中の処理をトレーニングによって鍛えることです。

知っている英語は「確実に」聞き取る

今回の記事では、英語が聞き取れない原因の1つとその解決策をお伝えしました。

英語を聞いていると知らない単語はたくさん出てきます。そのような英語を聞き取るには、やはり地道に覚えていくしかありません。

一方で、文字であれば確かに理解できるのに、音声になっただけで理解できなくなってしまうのはとてももったいないことです。

知っている英語は確実に聞き取れるようする、今後さらなるリスニング力を身につけていくために、クリアしておくべきポイントです。

ぜひ参考にしてみてください。

以下の記事では、効果的なリスニングのトレーニング方法を詳しく解説しています。ぜひ日々の英語学習にお役立てください。