英語の勉強は1週間に何時間が最適か?効果的な学習内容は?

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

オンライン英語辞典で有名なアルクが運営する「GOTCHA!」と呼ぶ英語学習サイトがあります。そのGOTCHA!にとても興味深い記事が掲載されましたのでご紹介したいと思います。

タイトルは「英語スピーキング力が付く学習法とは?高校3年間を追跡調査!」です。高校3校の協力の下、3年間に渡って調査を続けた結果、スピーキング力の向上につながる勉強時間とその勉強内容が判明したというのです。

勉強内容はもちろん重要ですが、それよりも私は勉強時間が判明したことに関心をもちました。それがわかれば、今英語を学習している方々にとって一つの目安になると考えたからです。

1週間にこれだけ勉強すればいいんだ

と自信が持てることは、学習にも良い影響を与えると思っています。今回は、その点をクローズアップしてお伝えします。

どうぞ、最後までお楽しみください。

現在の学習状況を見直すことの大切さ

仕事や付き合いのある中で、普段どれだけ英語学習に時間を割くことができているでしょうか。時間が空けばやろうという人も少なくありません。

そして私もその一人です。本心で中国語を勉強したいと思っているのです。しかし最近は時間を言い訳にして全く手をつけられていません。このままだといつまでたっても中国語は話せないままです。

そんな私にとっても、今回目にしたGOTCHAの記事は「おい、これだけ勉強すればできるようになるんだぞ。なんでやらないんだ」と大切な気づきを与えてくれました。

もし英語の勉強が手つかずになっている方は、期待して読み進めてください。

スピーキング量が伸びた学習量

では、早速その答えをお伝えします。調査の母数は275、3つの高校の生徒を3年間追跡して判明した結果です。

週7時間以上

これが調査結果です。TSSTと呼ぶ電話を使ったスピーキング試験でレベルが上がった生徒は、最低でも1週間に7時間以上を英語の勉強に充てていました。
※TSST(Telephone Standard Speaking Test)では試験結果に応じてLevel1(初級)~Level9(上級)の9段階で評価されます。詳しくはこちら>

ちなみに、3校の中で最もレベルアップした生徒が多かった学校は、1週間あたり平均13.62時間学習していたと分かっています。

週7時間の英語学習と聞いて、どのように感じましたか?

私は多いかもしれないし、そうでもないかもしれないと感じました。言い換えると、やれないことはなさそうだということです。

この時間を知ることはとても貴重だと思います。1週間の中で予めスケジュールの中に英語学習の時間を組み込むことができますから。合計で7時間以上になればいいのです。

これまで、時間ができたら英語の勉強をしていた方も、ひとつ週7時間以上を目安にしてみてください。これだけやれば効果がある、と自信を持って勉強できることも学習効果に拍車がかかるはずです。

では次に、「何を勉強すれば効果的なのか?」についてお伝えします。

調査の結果わかった効果的な学習内容

先ほど触れた、3校の中でレベルアップした生徒が最も多かった学校の授業にはある特徴がありました。次の3つの学習内容が積極的に取り入れられていたのです。

1.生徒同士の会話やディスカッション

やはりそうか、と言わざるを得ません。その高校では、英語で話す時間がその他2つの高校に比べて倍以上設けられていました。

スピーキング力を高めるには、英語を話す時間を多く作る

この当たり前の事実に改めて気づく結果です。しかし、ある意味で今の学習内容を見直す良い機会だと思います。

例えば私の場合だと、主に中国語の勉強は教本とDVD(ドラマ)を使って行う、インプット中心の学習です。今回の調査結果を知り、インプットと同じ程アウトプットも行わなければいけない、むしろアウトプット中心に学習を勧めなければならないと強く思いました。

2.英作文・エッセイを書く

アウトプットは話すだけではありません。調査の結果、英作文・エッセイ・スピーチ原稿を「書く」学習においても、スピーキング力の向上に役立ったと判明しています。

英語は読む・聞く・話す・書くと4つの技能があります。そして、どれも独立しているのではなく互いに作用し合っています。よって、書く力を鍛えることは当然話す力にもつながります。

今、英語を話す機会が少ない、あるいは話す自信がなく躊躇している場合も含めて、書く練習から始めることをおすすめします。時間をかけてゆっくり英語を組み立てていくことができますし、形に残るので後から復習もしやすいです。

どうやったら英語表現を身につけられるの?と感じたらこちらの記事を参考にしてください。今一番おすすめの文法書は「表現のための実践ロイヤル英文法」です。英語で表現するための知識が詰まった文法書で、「ネイティブならこう言う」という、おそらくほとんどの英語学習者が知りたいであろう内容が書かれている1冊です。

ネイティブ英語が習得できる!「今」一番の英語学習法

3.単語や文法の学習

インプットももちろん大切、その事実も今回の調査でわかりました。単語や文法は学校の授業の定番であり、中にはそれだから日本人の英語力は低いと揶揄する声もあります。

しかし、いずれにせよそれらの学習は必要不可欠だと判明しました。重要なのは、学習した単語や文法を使う場を見つけることです。理想は覚えた英語はすぐに使うことです。そして、間違いがあれば修正していく。これを続けていけば、英語が話せるようになるのはもはや時間の問題です。

英語をアウトプットする場所

週7時間以上の学習

アウトプットを(話す・書く)中心に、単語や文法も継続して学習する

この2つを続ければ英語力は自ずと高まると、希望がもらえる調査内容でした。ぜひ、日々の学習の糧にしてください。

最後に英語をアウトプットする場所をご紹介して終えたいと思います。

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