本日は、WORDS TO THE WORLDにお越しいただきありがとうございます。
当サイトでは英語の勉強方法を中心にお伝えしていきます。
どうぞ、最後までお楽しみください。
前回は、ネイティブの様な発音で英語を話すためにはどのように練習すれば良いかをテーマに、
発音記号の基本、そしてスタディサプリ ENGLISHの活用についてお伝えしました。
まだご覧になられていない方は、こちらより是非ご一読ください。
さて、今回は英語の発音には欠かせないアクセントについてご説明します。
極端な話ですが、英語の発音を一切無視してカタカナ英語で話したとしても、
アクセントさえ正しければ意味が伝わることがあります。
逆に、綺麗な発音でもアクセントを間違えると相手に伝わらない可能性が高くなります。
英語学習初期の段階では、アクセントのについてもしっかりと理解しておきましょう。
それでは、本題に入ります。
発音記号の復習
アクセントの学習の前に、前回ご説明した発音記号を復習します。
何度も反復して学習することで、発音記号にも馴染んでくるはずです。
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次の単語をご覧ください。
新たに単語を目にしたとき、発音方法を知るにはどこに注目すればよいでしょうか。
それを示すのが発音記号です。
今回の例ですと、オレンジ色のスピーカーマークの左側にある、
これが発音記号です。
発音記号を目にしたときにはまずそれぞれの音に分けます。
[m][ʌ][ð][ər]これが、母を表す単語motherの発音を表します。
1つずつの発音記号の音を正確に再現し、
つなぎ合わせることで初めてmotherと正しく発音できます。
ではここで、どのように発音したらよいのか、
口の作り方や発声方法をまずは言葉で簡単に説明したいと思います。
[ʌ]:口を少しだけ開けて喉の近くから力を込めずに「ア」と音を出します。何かを思い出したときの「あっ」の音と似ています。
[ð]:英語特有の音ですね。舌の先を上下の前歯で軽く挟み、「ズー」と音を出します。
[ər] :音を出すときに巻き舌にするのは英語独特と言えますね。この音を出すには、まずぼーっとしたときの顔の様に力なく口をポカン開け、軽く「エ」と言いま。「ウ」と「エ」の中間の様な低い音を出します。
そして、その音を保ったまま舌を巻きます。舌の両側を上顎の奥に引き寄せるイメージです。
なんとなくどのような音か想像できましたでしょうか。
以下のWEBサイトにはそれぞれの発音記号をどのように発音すればよいかについて、
日本語でわかりやすく説明されています。
説明にそって実践すると、確かに正しい音を出すことができます
参考にしてみてください。
それでは、実際にネイティブの発音を聞いてみましょう。
以下のページを開いてください。
アメリカ英語の発音を聞きくことができるWEBサイトです。
「macmillan english」
※スマートフォンの方は、音声機能を使うことができません。
同機能が使えるアプリ(Sounds)をご活用ください。
ページを開いていただくと、画面の右下に発音記号の一覧があります。
それぞれの発音記号にマウスのカーソルを合わせて左クリックをすれば
発音の音声が流れます。
先ほどの説明も参考にしながら、自分でも発音してみましょう。
尚、[ər] の発音は[ɜr]と表記されています。
それでは、本日のテーマ「アクセント」について学習しましょう。
アクセントを学ぶ
アクセントとは一言で「強調」です。
例えば、日本語の標準語で「ありがとう」という場合、
アクセントは「り」の部分にありますね。このようなイメージです。
英語を発音する際は、「どこにアクセントを置くのか?」が重要となります。
・英語には「音節」がある
次に音節についてご説明します。
音節とは、発音における1つの音を表す最も小さな単位です。
日本語の「ありがとう」は、「あ」「り」「が」「と」「う」の4つの音節で成り立っています。
そしてこの4つの音節のうち「り」にアクセントを置く(強く発音する)と、
ありがとうと標準語で発音できます。
では、英語の音節を見てみましょう。
1音節、2音節、3音節の単語をご紹介します。
・1音節の単語
「私は」を意味する「I」、これは見た目からも1音節だとわかりますね。
次は、「よい」など全般的に快適さや満足感を表す単語「nice」、
こちらも1音節の単語です。
「ナ・イ・ス」でも「ナイ・ス」でもなく「ナイス」と一気に発音します。
では、2音節の単語をご紹介しましょう。
・2音節の単語
「母」を意味する「mother」、この単語は2音節の単語です。
ここで本日のテーマである「アクセント」の付け方についてご説明します。
始めにアクセントがどの位置にあるか、それは発音記号を見るとわかります。
motherの発音記号は[mʌðər]、このうち[ʌ]の上に[‘]という記号があるのがわかりますでしょうか。
※赤く囲んだ部分
これをアクセント記号と呼び、発音する際に強調する部分です。
では、まずはこの単語の音節を知りましょう。
weblioなどの辞書を引くと音節がわかります。
調べると、motherの音節は「moth・er」であることがわかります。
つまりこの単語は[mʌð]という音と[ər]という音の2つの組み合わせから
成り立っていることがわかります。
そして、アクセントを[mʌð]の部分に置けば、motherの発音の完成です。
もう一度、別の単語で練習してみましょう。
では、weblioでこの単語を引いてみましょう。
この単語の音節は「sis・ter」であることがわかります。
日本語で書けば「シスター」と一続きで発音する様に感じる単語も、
正確には[sɪs]と[tər]の二つの音から成り立っています。
そして、アクセント記号[‘]は[sɪs]にあるため、
この箇所を強調すればsisterの発音が完成します。
最後に、3音節の単語も一つご紹介しましょう。
この手順を踏めば、何音節の単語が表れてもアクセントの場所、
そして発音方法がわかります。
・3音節の単語
家族を表すこの英単語、weblioで調べると、
「fam・i・ly」と3つの音節で成り立っています。
そしてアクセントは先頭の[fæm]の部分ですね。
実際の音声と照らしあわせながら、声に出して練習すれば完璧です。
本日の発音練習
では、本日の発音練習に移りましょう。
今回もスタディサプリENGLISHを活用してどんどん練習を進めます。
アプリを開いてレッスンを選択すると、
次の様にレッスン内容の一覧が表示されます。
5つある項目の内「会話文チェック」を選択しましょう。
選択すると次の画面に移行します。
ここでは、各レッスンの会話文を全て聞くことができます。
「内容理解クイズ」では聞き取りづらかった単語や文章も、
会話文チェックで全て確認しましょう。
画面の下にある再生ボタンを押せば最初から最後まで通して聞くことができます。
または、文章の右側にあるスピーカーマークを押すと、その文章の発音のみ確認できます。
正確な発音については、ひとまず保留で構いません。
お手本の後に続いて何度も発音してみましょう。
ポイントは音声のものまねをするように発音することです。
高い音、低い音、何かたずねる疑問の分であれば語尾の音をしっかり上げる。
またf、文章内でどの単語を強調するかも意識したいですね。
例えば始めの文章「Is anything the matter?」を聞いてみてください。
この中で「anything」と「matter」が強く発音され、
「the」は弱く発音されていることがわかりますでしょうか。
英語は、文章の中で重要な単語ほど強く発音され、
無くても意味が通じる単語は弱く発音されます。
重要というのは、その単語がなくては文章全体の意味が変わってしまうような単語です。
文章の読み上げ速度は、画面の右下、再生ボタンの右側にある
「速度」をタッチすると変更できます。
じっくり発音練習をしたい場合は「普通」、英語ならではのリズムを意識するなら「速い」と
使い分け見てください。
実はこの速度についてですが、
大変貴重な発見をしました。
一度同じ文章で聞き分けてみてください。
わかりますでしょうか。
ここで選択できる速度は、同一音声のスピードを
単純にシステムで変えているわけではないのです。
「普通」を選択すると、母音や子音など、一つ一つの音をじっくり聞くことができます。
[m]の音[s]の音、英語特有の[ər]や[ð]の音など、
繰り返し聞いて、自分の口で発音しながら練習する、
という活用方法をぜひ試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました
本日はアクセントを中心にお伝えしました。
発音に関しては、理屈で理解することもほどほどに、
実際に練習を重ねる方がより早く上達します。
次回も、より力が身につくスタディサプリENGLISHの使い方を
お伝えできればと思っています。
どうぞお楽しみに。