もし、英語の聞き流しに効果があるなら?そのためのレシピをお伝えします

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

「英語の聞き流しは効果なし!」

英語を指導する立場にある人のほとんどがこのように口を揃えるのではないでしょうか。

今回、その聞き流しの効果を引き出す方法をお伝えします。レシピのようなものです。とても簡単です。

今日の学習からぜひ取り入れてみてください。

英語は聞き流した「後」が大切

私は今中国語の勉強をしています。基礎の教本もありますが、どうせなら楽しい方がいいと中国語のドラマを教材として使っています。

ドラマを日本語字幕で観ているとよくわかりますが、ほとんどの音声は聞き取れません。そして「このまま見続けていても聞き取れるようにはならない」そう強く感じます。

これが俗に言う聞き流しです。

しかし、ごくまれに聞き取れる中国語もあります。わずかな言葉です。これが結構嬉しいのですが、なぜ聞き取れたかというと以前聞いたことがあり意味を知っているからです。

では、全てのセリフで使われている言葉が過去に聞いたことがあり、意味もわかっているならどうなるか。当然、聞き取れると思いませんか?

英語は聞き流しが悪いのではなく、聞き流しっ放しが良くないのです。つまり、音声を聞いた「後」が大切です。

聞き流しの効果を引き出す3つのレシピ

それでは、聞き流しを無駄にしないために、英語を聞いた後に行う3つのレシピをご紹介します。

もしどこかで「聞き流しは効果がない」と聞いてしまい、買った教材を残念に思っているなら、ぜひこれからお伝えする方法を取り入れてみてください。きっと価値が生まれるはずです。

1.まずは英語の音声を楽しむ

先にお伝えします。初めて英語の音声を聞く際は「真っ新な状態」で聞いてください。言い換えると、日本語の意味を調べ終わった英語音声は避けてください。例え何一つ理解できないとしても、最初に聞く英語音声は日本語訳を知らない状態であることが大切です。

英語音声を用意したら、まずは英語のリズムやアクセントに素直に耳を傾けます。何度も何度も繰り返し聞いてみてください。

もうこれ以上聞いても聞き取れないだろうと感じるまで聞くのが理想です。ただ、同じ音声を聞いて嫌気がさしてしまうのもまたよくありませんので、折を見て次に進みましょう。

2.日本語で意味を確認

次に、日本語の意味を調べます。

この「意味を調べる過程」はとても重要です。リスニングの教材を選ぶ際は、日本語訳が付いていることを確認します。同時に、英語の意味を正確に理解するために英語のスクリプトも必要です。

教材と言っても、ある人はラジオを選ぶかもしれません。あるいは映画やドラマ、テレビで放映される海外ニュースを教材とする人もいるでしょう。どれを選んでも英語と日本語両方のスクリプトが必要です。

では、日本語の意味を見ると、初めて自分がなぜ聞き取れなかったのか明らかになります。答え合わせの時間です。

  • 単語の意味を知らなかった
  • 知っていた単語でも発音がわからなかった
  • 早くて聞き取れなかった
  • 意味を考えている内に置いていかれてしまった

など、気づきが多いほど学びも多くなります。

しっかり意味を調べ、新しい英語を大量にインプットできるのがこの段階です。

3.意味を理解した状態で英語音声を聞く

英語の意味を調べ終えたら、もう一度英語音声を聞きます。

聞き取れた部分が増えたと実感できるはずです。別の言い方をすると、英語と日本語の意味をつなぎ合わせて理解していると言えます。

もちろん、聞き取れない英語もあります。それは自分が強化すべき点を知らせるチャンスですから、もう一度前の段階に戻って調べ直します。そして、改めて英語音声を聞きます。

これを繰り返すと、いずれはすべて耳で聞いて理解できるようになります。聞き流しの効果を引き出す、リスニングトレーニングの完成です。

トレーニングによって手にするもの

聞き流しの効果を引き出す3つのレシピはいかがでしたか。ぜひ、日々の学習に取り入れてみてください。

一見「覚えてしまったセリフを聞けたつもりになっているだけじゃないの?」とも感じるトレーニングですが、そんなことはありません。

実際の英会話を想定した、「真っ新な状態で英語音声を聞く」という第一段階。そして、聞き取れなかった要因の分析。意味を調べた後に行う精聴、これらによりリスニング力に磨きがかかります。

そして、どこか別の場所で英語を耳にしたときに「聞き取れた」と感じる瞬間がある、これがリスニング力が向上した証拠です。

笑いや感動をプラス!聞き流す英語の内容にもこだわりを

今お持ちの教材は楽しいですか?

聞き流す英語にも笑いや感動が欲しい、そう感じる方に向けてアプリを1つご紹介します。私も普段使っているアプリです。

“スタディサプリENGLISH”

です。上のキャプチャのレッスンタイトルをご覧ください。一瞬英語学習アプリであることを忘れてしまいそうです。こちらのコースは、リリーとシュンの恋物語から始まります。

現在私が受講しているコースは、主役に抜擢された主人公の映画撮影の裏で動く、本人だけが知らない秘密が徐々に明かされていくストーリーです。レッスンは240もあるので先は長いですが、続きが気になって次々とレッスンを進めてしまいます。

スタディサプリENGLISHのストーリーは面白いと定評があります。しかし、その理由を聞けば納得です。英語学習アプリなのにですよ、シナリオ制作会社にストーリーを依頼するという徹底ぶりなのです。

その会社は過去に日本を代表するゲーム「ファイナルファンタジー」のシナリオも手掛けています。聞き流しの教材に楽しさを加えるならスタデイサプリENGLISHがおすすめです。

スタディサプリENGLISH公式サイトはこちら>【スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)】

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スタディサプリENGLISHは様々なトレーニングを実施しながらレッスンを進める使い方が基本です。しかし、聞き流し用としても活用できるのです。

最後にその使い方を簡単にご説明します。

英語の聞き流しに活用する方法

アプリを開くとこちらのメニューが表示されます。

この中から「オートリスニング」を選択します。

次に進むと、再生するレッスンが選択できます。

そのときの気分や状況に合わせてレッスン数を選択してください。

レッスンは全部で240あります。

繰り返し聞くなら少なめ、たまにはBGMとしてなど自分好みでレッスン数を決定します。

もちろん、スクリプトもついていますので、今回お伝えした聞き流しの後のトレーニングにもしっかり取り組むことができます。

リスニングに加えてスピーキングにも対応

リスニングだけでなく、ぜひスピーキングの練習にもスタディサプリENGLISHを活用してください。このアプリ1つで、リーディング、リスニング、スピーキングと様々な英語力を鍛えることができます。

そして、すべてのレッスンは「日常英会話」のためにあります。楽しいストーリーに加えて、セリフ1つ1つが実践で使えるものばかりです。

レッスン数は全部で1680。この膨大なコンテンツ量こそ、私がこのアプリを勧める最大の理由です。アプリに登場するどの英語表現も、英会話に役立つこと間違いなしです。

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