英語の発音が上手くなりたい人に必要なたった1つのこと

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

「R」の発音、「L」の発音、「TH」や「V」に「F」・・・

英語の発音について調べるとすぐにテクニックの説明が始まりませんか?あるいは「日本人の発音はなぜ上手くないのか」といったダメ出しが目につきます。

その前に知っておくべき大事なことがあります。

それはとても基本的であるがゆえに、おそらく多く人が見落としていると思います。だからこそ、発音がどうしても上手にならないと悩む人が後を絶ちません。

今回の記事をお読みいただくと、発音練習の本質的な取り組み方が理解できます。その上で、発音上達に効果的なトレーニング方法をお伝えします。この順番によって、普段の練習の成果をしっかりと実感することができるようになります。

発音に対する疑問も悩みも今日で終わりです。

どうぞ、最後までお楽しみください。

英語の発音上達に向けた第1ステップ

それでは、発音が上手くなるために何よりも大切なポイントからお伝えします。

それは「自分の発音を知ること」です。テクニックを学ぶよりも前に行うのは自分がどんな英語を話しているのか客観的に観察することです。これこそ、後のトレーニング効果を引き出す必要不可欠なステップです。

ここで一つ注意点があります。例えば、今実際に声に出して発音するとします。しかしそれでは観察としては不十分です。自分が聞こえる音と他人が聞こえる音とは異なるからです。

そこで活用するのがボイスレコーダーです。

自分の発音を録音して聴いてみる、たったこれだけのことで大きな効果が期待できるにもかかわらず、実施している人は少ないはずです。

初めて録音された自分の発音を聞くと、「こんなに下手なのか?」と恥ずかしく感じるかもしれません。それが大切です。発音を上達させるには、今の状態を知らないことには始まりません。

次に、自分が目標とする発音のサンプルを見つけます。これは複数あっても構いません。

私は映画やドラマに出てくる俳優を男女問わず手本にしていました。基準は格好良い、オシャレだと感じるかどうかです。最終的にその発音に近づけると感じるとわくわくしてきます。

今の自分の発音を知る、「こんな発音になりたい」と感じるサンプルを見つける、この2つが揃って初めて、具体的な発音練習のテクニックに入ります。

だからテクニックが活きる|具体的な発音練習方法をご紹介

発音を練習する際は、自分の発音を録音で確認しながら進めてください。テクニックだけで進めるのと、「現状を把握して理想に近づける」という本質に沿って実施するのでは結果が大きく変わってきます。

具体的な発音練習方法として、私のこれまでの経験から編み出したトレーニング方法を全て詰め込んだ記事を1つお届けします。日本人とアメリカ人の発音の違いを地道に観察して得たノウハウです。

他では聞けない英語の発音練習3つのメソッド|英語の発音は技術よりもコツ

「ネイティブの発音に早く近づきたい」

私は留学中、いつもそのように思っていました。周りの日本人の中には英語を話し慣れている人もいました。流暢に話しているのですが、発音が日本語訛りだと、とてももったいないと感じました。

一方で、流暢に話せなくても発音がネイティブと聞き間違えるほどに上手な人もいました。そのとき感じた衝撃についてまとめた記事がこちらです。

英語の発音はセンスだと感じた瞬間~アメリカオレゴン州にて~

それから日々発音の練習を重ねてきて、なかなか上達しない時間を過ごしながらたどり着いた1つの結論は、「英語の発音にはコツがある」ということでした。

発音について調べるとやたら難しい言葉を並べる人がいませんか?リンキング、リエゾン、リダクション・・・何ですかそれ?と困惑してしまうかもしれません。

もちろん「R」や「L」など英語特有の音を出せるように練習するのは必要です。しかし、その前にもっと基本的なことに目を向けた方がその後全てのトレーニングの効果を引き出すことにつながります。

たとえば、英語と日本語では基本的に発声方法が異なります。英語は主に腹式呼吸で腹から声を出して発音します。一方、日本語は胸式呼吸で発音されることが多いです。呼吸法の違いによって、英語と日本語は音の質が違うのです。

この点を意識して腹式呼吸による発声に切り替えるだけで、随分発音が上手に聞こえるようになります。そうであるなら、第一に必要なのは腹式呼吸の練習です。最初にご紹介した記事は、このような本質について述べています。ぜひご覧ください。

英語の発音記号をマスターしよう

例えば[íŋglɪʃ](クリックするとオンライン辞典Weblioで発音が確認できます)、これが発音記号です。

この発音記号を覚えておくと大変便利です。知らない英単語に出会ったとき、発音記号を見ればどんなに難しい単語でも正しく発音できるようになります。

オンライン辞典やGoogle翻訳には発音音声が付いていますのでそれで確認することもできます。

しかし、音だけで発音を覚えようとするのと、発音記号で正しい発音を理解してから「確認のために」音声を聴くのでは得るものが違います。発音記号を基準に発音練習する方が正確に発音できるようになるのです。

ぜひ、発音記号の理解についてお伝えしたこちらの記事も参考にしてください。

英語の発音が上手くなりたい人におすすめなアプリ

ここまででお伝えした通り、発音記号を理解し、コツに沿って発音練習を重ねれば必ず上達します。

では、どんな教材を使っていこうか?と迷わなくて済むように、発音練習はもちろん総合的な英語力の上達に役立つ英語学習アプリをご紹介します。

英語学習アプリとして名高い「スタディサプリENGLISH」です。

今回記事の前半で、英語の発音上達のためにもっとも大切なのは「自分の発音を知ること」だとお伝えしました。スタディサプリENGLISHはそのための機能をしっかり搭載しています。

スタディサプリENGLISHの公式サイトはこちら>【スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)】

発音上達に直結「自動発音判定機能」搭載

スタデサプリENGLISHには録音機能がついてます。これで自分の発音はいつでも確認することができます。

それだけではありません。「自動発音判定機能」によって発音矯正までできるのです。こちらがその様子です。

トレーニングメニューの一つ「なりきりスピーキング」ではキャラクターのセリフを発音するトレーニングを行います。

マイクに向かって発音すると正しいかどうか機械が判定します。

上のキャプチャーのように、赤く反転している箇所が改善が必要な英語です。何度も録音を繰り返して、全てOK判定になるまで練習ができます。

さらに、発音ポイントの解説がついています。

このように、英語特有の発音については詳しい解説を見ることができます。

発音方法のポイントを頭で理解した上で発音することで、より効率的なトレーニングができるでしょう。

そして極み付きがこちらです。

ネイティブによる発音動画までついています。口の形、発声方法、音程など発音に必要な全ての要素が一目瞭然です。

発音一つとってもこれほどの情報量が用意されているのがスタディサプリENGLISHです。

指1本でネイティブの発音と聴き比べが可能

発音を上達させるためには自分の発音を聴くだけでは足りません。必ずネイティブの音声と聴き比べてどこが違うのか理解する必要があります。

「自分の発音を聴いて、ネイティブの発音を聴いて、また自分の発音を聴いて・・・」

私はこの方法で発音を上達させました。当時はスマホなんてありませんでしたから、カセットテープのボイスレコーダーを取り出しては、CDでネイティブの音声を再生、とかなり面倒でした。

それが今はスマホがボイスレコーダーになり、さらにスタディサプリENGLISHは指先一つで音声の切り替えができます。

あなたの発音/お手本」を交互に聴き、ものまねの要領でネイティブの音に近づくように練習してみてください。

ストーリー形式のレッスンでサンプルが多く見つかる

スタディサプリENGLISHには7つのレベルがあり、それぞれ異なるストーリーが設定されています。これは、手本にしたいと感じるサンプルが多く見つかる可能性が高いということです。

英語の発音が上手くなりたいと考えたとき、目標とするネイティブがいることは役に立ちます。私は海外ドラマを楽しむ中で、発音が綺麗だと感じたり、少し訛りがあってかっこいいなと感じた発音は積極的に練習に取り入れて混ぜていました。

シンプルに考えて、発音に関するどんな理屈を並べるよりも、自分が理想とするネイティブの発音が100%真似できればそれで達成なのです。そのためにも、「こんな発音で英語を話してみたい」と素直に思えるサンプルを見つけてみてください。

スタディサプリENGLISHの公式サイトはこちら>【スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)】

テクニックよりも大事なこと

最近「字が上手になるための本」を目にしました。

過去に書道を習ってはいましたが、自分の字がどうも綺麗に思えないので改めて練習しようと思っています。

そこで、あるDVD付きの教本を見た際、ポイントの一つに「線と線の間を等間隔にする」とありました。試しにその通りに書いてみると確かに綺麗な文字に見えました。

意識するだけで一切難しいことではありません。英語の発音もこれと似ており、上達あるいは綺麗に聞こえるのはほんの少しの意識の違いであることが多いです。その一つが今回お伝えした英語に適した呼吸法に基づく発声です。

発音が綺麗だと感じる人は、綺麗に聞かせるためのコツを知っています。

今回のご紹介した全ての記事が、参考になれば嬉しく思います。

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