たった1日で英会話を上達させる方法【積み上げ式の学習法をご紹介します】

今回のテーマは「たった1日で英会話を上達させる方法」です。どの程度の会話レベルを目指すのかについては、こちらの動画をご覧ください。

元格闘家で、現在は実業家でもある須藤元気氏です。こちらの英語を聞いて、上手だなと感じたのであれば今回の記事を読む価値があると思います。

このレベルなら1日で到達できます

失礼なようですが、今回お伝えするのは須藤氏自身がわずか3ヶ月で英語を習得した独自のメソッドに基づく内容です。

この方法は私も過去に実践し、英会話に少し自信が持てた経験もあることからご紹介させていただきます。

英語の勉強はしているけれど、今一つ上達が実感できない

そのように感じている方にとって、目に見える結果を手にするきっかけになれば幸いです。

どうぞ最後までお楽しみください。

たった1日で英会話を上達させる3つのステップ

わずか1日しかなくても、最も確実に学習の成果を手にする方法があります。

何も知らずに動画の英語を聞くととても話し慣れているように感じますが、その裏にはある「からくり」があるのです。

それは、これからご説明する3つのステップに沿って作られています。

ステップ1:英語で話す内容を決める

まずは、英語で何を話すか内容を決めます。動画では次の構成となっていました。

  • あいさつと簡単な自己紹介
  • 執筆した本の紹介※今回のメソッドが紹介されている本です
  • 最近まで英語を話せなかったことなど、本を書いた経緯

内容は何でも良いのですが、どうせなら実践で必要となる会話を作る方が効率的です。

その代表例が「自己紹介」です。人との交流に自己紹介は不可欠です。自分がこれまでしてきたこと一つ一つについて詳しく語れるようにしておけば、初対面でもスムーズに会話が進むはずです。

自己紹介というと挨拶、出身、職業、趣味など表面的な話に留まりがちですが、目の前にいる人と今後長く付き合いたいと思うなら相手が魅力を感じるような工夫が必要です。

そんな魅力的な自己紹介を作るためのコツについては、こちらの記事が参考になります。

ステップ2:英文を作成する

英語の必要性は感じていたものの、中々思うように習得できなかったと須藤氏は書籍の中で語っていました。実際、格闘家の頃に1年間ロサンゼルスに留学していたのですが、全く英語が話せないまま帰国したそうです。

余談ですが、書籍にある留学失敗の話は私も共感できる話ばかりでした。やはり失敗する理由は同じなのだと改めて思いました。

話を戻すと、今度こそ一気に英語を身につけると決意した須藤氏は、モチベーションを維持するために英会話学校「eLingo」を設立し代表を務めます。モチベーションが維持でき、ビジネスになり、自分も英語が勉強できて一石三鳥との理由からだそうです。

ここでステップ2の詳細に入ります。3ヶ月で英語をマスターすると決意した須藤氏が行ったのは、例えばコーヒーショップでの会話など、シチュエーション別に必要な言葉を英語で作成することでした。

自分なりに作成した後は「ネイティブの添削」を受けます。実践で使えるより自然な英語に直してもらうのです。須藤氏の場合はこのステップを、英会話学校の共同設立者でありヘッドコーチを務めるナズ氏に頼んでいます。


※ナズ氏(出典:eLingo公式HPより

須藤氏が行ったように、短期間で英語を習得するなら以下の流れが大切になります。

  1. 英語で話す内容を決める
  2. 自分で英語を作成する
  3. ネイティブの添削を受ける

しかし、現実には3の環境を手にするのが難しい場合が多いと思います。こちらに関しては、私なりの解決策を考えましたので以下の記事でご覧ください。

ステップ3:後は練習あるのみ

台本ができあがれば後は練習あるのみです。須藤氏の場合は、出来上がった文章をネイティブスピーカーに読み上げてもらい、それを録音した音源を教本に音読を繰り返しました。

音読は回数を重ねた分だけ記憶の隅々に定着し、声に出して英語で話す最高のトレーニングになります。私も先日、改めて音読の効果を検証し想像以上の気づきを得ることができました。

須藤氏は書籍の中で、感覚的に300回音読すればその英語は自然と言えるようになると述べています。

動画は38秒ですので、休憩を入れて4時間あればあのように1つのスピーチの完成が期待できます。

積み上げ式の学習法である理由

今回ご紹介した学習法は一見単なる丸暗記に感じますが本質はそうではありません。

実際に私が100回の音読を行って体感したのはその応用度です。例えば、”I have been to the U.S/私はアメリカに行ったことがある”という文章を音読したとします。すると、まずこの文章が丸暗記できます。

さらに、ただ暗記しただけでなく会話で自然に言える、つまり「何も考えなくても使える」ようになります。

そうなれば、新たな情報をつけ加える余裕が生まれるのです。

  • アメリカに過去2回行ったと伝えたい
  • それは私が学生だった頃と伝えたい
  • 実際はアメリカの北部にある田舎町だったと伝えたい

このように音読して定着させた英文を基盤に新たな英語を加えることができる、これが応用力と言えます。

わずか38秒のスピーチでも音読を300回して確実に身体に馴染ませる。それが10、100とトピックが増えていけば、かなり会話の幅が広がると思いませんか?

さらに、正しい発音で音読すればリスニング力まで鍛えられるという素晴らしい相乗効果です。

今回は「たった1日で英会話を上達させる方法」として3つのステップでご紹介しました。

始めは役者のようにセリフを暗記しているだけのように感じても、その英語の一つ一つは間違いなく今後英会話に活きる素材になります。

ぜひ実践していただければ嬉しく思います。

最後に今回参考にした書籍をご紹介して記事を終えたいと思います。特別なノウハウや高い教材を買わなくても、当たり前のことに真剣に取り組めば、3ヶ月で英語が話せる様になると勇気がもらえる1冊です。