急に仕事で英語が必要に!無駄を徹底的に省いた英語勉強法

本日もWORDS TO THE WORLDにお越しいただきありがとうございます。
当サイトでは英語の勉強方法を中心にお伝えしていきます。

どうぞ、最後までお楽しみください。

「仕事で急に英語が必要になってしまった!どうしよう」
「急に海外出張が入ってしまった」
「新しく決まった仕事先には海外のお客様もたくさん来る。英語で対応しなければいけない」

このような状況に直面したとき、
どうやって準備をすれば良いでしょうか。

本屋に駆け込んで参考書を買い漁る?
中学英語をやり直す?

今日は、その最も効果的な英語の勉強方法について考えます。

勤務先で突然英語が必要になったAさん

急に仕事で英語が必要になった。
英語なんて大学受験以来勉強していないし、
英会話なんてしたこともない・・・

このように頭を抱えている人がいるかもしれません。

例えば、こんな話がありました。

状況
Aさんは新しい仕事先が決まってとても喜んでいました。
どんな仕事かと聞くと、お土産を扱うお店で販売員をするといいます。
日本全国に店舗を構える大きな会社で、あの場所で働きたいな、ここでもいいなとAさんは思いを巡らせていました。

しかし、配属先に決まったのは空港。

「どうしよう・・・。」

喜びは一機に不安へと変わりました。空港で働くには英語が話せる必要があるからです。
Aさんはすぐに書店に駆け込み、英語の本を探しました。

現在の学習内容
「日常会話なら中学英語の復習だ」

Aさんはそう思い、中学で習う英語が総復習できる参考書を購入しました。
この本で勉強すれば英会話もできるようになるはずと信じて勉強を始めました。

「英単語の本も買わないと!」

英語力を高めるには語彙力が不可欠、そう思い英単語の本も買いました。

現在の悩み
英会話ができるようになろうと、Aさんは教本を片手に必死で勉強に励んでいます。

しかし、「これでいいのか?」といつも不安を感じています。
どうも実力がついてきてるように感じないからです。

単語に関しても、覚えた数は増えているもののいまいち身についている実感が沸かない
それらの単語をどこで使うのかイメージできないからです。

「どうしたらいいのか・・・」

Aさんは途方に暮れていました。

中学英語の復習は効果的なのか?

・Aさんが選んだのは中学英語の参考書と英単語の本

それでは、今回のAさんの状況の解決策を考えてみます。
まずは現在Aさんが実践している勉強方法について見てみましょう。

Aさんが手に取ったのは、中学英語が総復習できる参考書、語彙力をつけるための英単語の本でした。

どちらも正解です。
勉強をしっかり続けて実生活でも使っていけば、英語はいずれ必ずできるようになるでしょう。

ただし考えなければいけないのは、Aさんはあまり時間に余裕がないということです。

何年かけても良いのであれば、その方法でもいいと思います。
しかし、Aさんのケースでは時間に迫られています。
近いうちに店舗に立つようになれば、その日から販売員のプロとして現場で英語が使えなければいけません。

英語の勉強のモチベーションを高めるには

期限を決める

英語だけでなく、何事においても期限を決めることは大事です。
どれだけ時間をかけてもいいと聞くとより多くの学習ができるように感じますが、
案外「今日じゃ無くてもいいや」となってしまいがちです。

「(何年何月何日)までに、~だけやらなくてはならない」とはっきりしているほど、
その対象に集中して取り組めるものです。

少し話がそれますが、私にとって英語力が飛躍的に伸びたと感じたのは、
やはり期限を決めて勉強をしたときでした。
【決定版】英語力を最短で手に入れるための学習法」で触れましたが、
ハワイで家庭教師を通じて勉強したときは、1ヶ月と時間が限られていました。

英語でほとんどコミュニケーションが取れない状態から、たった1ヶ月である程度の日常会話ができるようになる、
「無理でもなんでもやるしかない」と思えたからこそ、毎回の勉強そして現地での普段の生活絶対に取ってやるという気持ちで臨むことができたのです。

※家庭教師のレッスン以外の時間は「楽しみながらできる勉強法」でリスニング力を鍛えていました。
これについてはまた別の機会にお伝えします。

さて、今回のAさんの場合、まずはどれだけ時間の猶予があるか明確にすることから始めるべきです。
現場に立つまでに何日あるのか、それまでにどの程度の英語対応が求められているのか、
これらをはっきりさせることで「何を勉強すればいいのか」も見えてきます。

無駄を0にした英語勉強法

・Aさんにとって最適な英語勉強法とは?

では、Aさんにとって最適な勉強方法を提案します。それは、

業務で必要な英語表現だけを勉強

この一点のみに徹底的に集中すべきです。

Aさんの仕事はお土産屋さんでの販売員です。
当面必要となるのは友人と交わすような日常会話ではありません。

それらの単語をどこで使うかイメージできない

と、なんとも言えない違和感がある。
Aさんのその感覚は正解です。

この違和感というのはとても大切です。
言葉にはできないけれどなんだか違う気がする。
このように感じたときは一度立ち止まってその原因を突き止めることが大切です。

必要な英語表現をパターン化する

「業務で必要な英語表現」だけを徹底的に勉強する、
そのためにはまずその仕事で必要な表現を洗い出すことから始めます。

Aさんは土産店での販売員ですので、
少なくとも以下について把握する必要があるとわかります。

・基本的な挨拶
・商品名
・商品の説明
・商品について問われる質問

基本的な挨拶

全ての項目について同じことが言えますが、ポイントはパターン化してしまうことです。
その方が覚える負担が減ります。

基本的な挨拶であれば、

「いらっしゃいませ(Helllo. How are you doing?)」
「ありがとうございました(Thank you. Have a nice day.)」
「なにかお探しですか(Can I help you? Are you looking for something? )」
「お会計は〇〇円です(Your total is 〇〇 yen.
)」
「こちらがおつりです(Here is your change.)」

これらのように、毎回必ず使う表現というものがあります。
そのような表現は真っ先に覚えてしまいましょう。

また、表現の種類も増やす必要はありません。
覚える英語は可能な限り減らして徹底的に使う、
そしてより大事な英語を覚えることに目を向ける方が賢明です。

※「英語で何ていうの?」と疑問に感じたときにはDMM英会話なんてuknow?が役に立ちます。

商品名

これは日本語でも同じことが言えますよね。
扱っている商品全ての名前を覚えることは店舗での販売では基本です。

ただ、次のような場合は予め覚えておく必要があります。

商品の説明

商品名と合わせて、商品の説明も覚えておくと便利です。
例えば海外のお客様から英語で「これは何?」と聞かれた商品が日本特有のものの場合、
一言二言でも説明文を覚えてしまっていればスムーズに対応できます。

こちらに関しても、パターンを決めておくと便利です。

【サンプル】
商品名:This is called “Tokyo story“.
商品の概要(あれば特徴的な原材料):It is Japanese cookie made of soy beans.
味の種類など:There are three flavors, Matcha, Strawberry…

商品について問われる質問

もしかすると、海外のお客様は日本で初めて見る商品に興味を示すかもしれません。
そんなときに少しでも説明できると印象が良くなるのはもちろん、
次の対応への自信にもつながるはずです。

【サンプル】
特徴:「What is Match?(抹茶は何?)」聞かれたときの対応 
              Matcha is powdered green tea leaves. Its taste is a little bitter than regular green tea. You can feel its roasted scent of tea leaves.
              (抹茶は緑茶の茶葉を粉末状にしたものです。通常の緑茶よりも苦みがあります。茶葉の香ばしい匂いが感じられます。)             

・緊急時の相談先を決めておく

どれだけ周到に準備をしても、対応方法に困る事態は起こり得るものです。
そんなときのために、事前に相談できる人や場所を確保しておきましょう。
いざとなれば相談すればいいと思えることは大きな安心になり、
より落ち着いた気持ちで対応ができます。

そのときに必要な英語表現も準備しておきたいですね。

「少々お待ちください(Would you wait for a moment?)」
「対応可能な者を呼んでまいります(Let me go get another staff to help you.)」
「ご迷惑をおかけしております(I’m sorry for the inconvenience.)」

英語を最短距離で勉強するための考え方

いかがでしたでしょうか。

今回は、仕事で急に英語が必要になった際の対処法について考えました。
このような場合は、業務内容に特化した英語表現を最優先で勉強することが重要です。
意外にも、業務で使う英語というのは限られており、毎回使う言葉もある程度パターン化されていることも多いです。
まずはそれをしっかり使えるように勉強することをおすすめします。

そして、「必要な英語表現だけを勉強する」という考え方は全てに共通します。
日常会話ができるようになりたいなら日常会話のための英語、買い物がしたいなら買い物に必要な言葉、料理をするなら料理用の語彙や表現など、
何ができるようになりたいか」を明確にして集中して勉強する、これこそが英語学習の近道です。

その英語は本当に必要か?

英語の勉強では、不要なものを捨てる意識もとても大切です。

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