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今回はくだらない、けれども意外と役に立つコラムをお届けします。
今から10年程前、私はアメリカオレゴン州に1年間の留学をしました。
「海外に行くと太る」
そんなことを聞いてはいましたが、特に気にすることなく渡米。
その結果、半年後には見事に8kg増加しました。全て脂肪です。8kg増えるともはや別人です。
しかし今なら、なぜあんなにも太ったのかその理由がよくわかります。そしてもう一度留学するなら、太らずに帰ってくる自信があります。
海外へ行く予定のある方、今回の記事は意外と役に立ちますよ。
14kgの減量に成功
留学先で太ったことは、想像以上に深刻でした。
留学前はどれだけ食べたとしても、数日もすれば元の体重に戻っていました。しかし、留学後は食べたら食べた分だけ体重が増加。そして脂肪がこびりついて取れない。
体重はみるみる増えていき、留学前と比べて最終的に13kg近く増加していました。
その増加分をやっとのことで清算したのはつい最近のことです。あまりにも身体が重くて始めた運動と、食事の見直しの成果も実り、14kgの減量に成功しました。そして1年経った今も体重(体型)をキープしています。
だからこそ、留学中になぜあんなにも太ってしまったのかが良くわかるのです。
それでは、本題に移りましょう。
留学先の1日の主な食事
留学中の主な食事の内容はこのような感じです。
【Breakfast】
・ソーセージ3本
・カリカリベーコン2枚
・ご飯グレービーソースがけ
・味噌汁
【Lunch】
・大判ステーキ
・大盛りライス
・フライドポテト
【Dinner】
・サラダ
・ハンバーグ
・ソーセージ
・ライス
【Snack】
・Dinnerで持ち帰ったサンドイッチorカップラーメン
日によって内容は違いますが、大体このようなメニューです。
このような食事を来る日も来る日も繰り返した結果、体重はみるみる増加していったのです。
アメリカには独特のスイーツもありましたが、口に合わずあまり食べた記憶はありません。
今覚えば、周りにいた仲間の多くが例外なく太りました。
8kgの減量に成功、その方法とは?
これはまずいと、減量を決意した私は食事制限+ジムでの運動を始めました。
結論から言います。2週間で8kgの減量に成功しました。
まずは減量中の食事メニューをご覧ください。食べ過ぎが原因なのだと予想していましたので、まずは食事制限です。朝がっつり~夜ほとんどなしを実行しました。
【Breakfast】
・クロワッサン(卵、ソーセージパティ、チーズ)×2・・・これが今でも忘れられない程美味しかったです。
【Lunch】
・野菜ジュース
【Dinner】
・わかめサラダ
このメニューで毎日ジムで35分間(きつかったのでしっかり計測)ランニングをしました。運動はランニングのみです。
「食べずに運動すれば痩せる」をモットーに続けた結果体重はあれよあれよと落ち、2週間後には8kgの減量に成功しました。
これまで苦しくて仕方なかったジーンズにも拳一個分のゆとりが生まれ、とても気分が良かったです。
OMG…ハワイで9kgのリバウンド
留学中の夏休暇を利用し、私は1ヶ月間ハワイに滞在しました。
滞在中に最も困ったのは食事でした。それまでは、キャンパス内に学生用の食堂がいくつもあり、毎食健康やダイエットを考えた食事を摂ることができていました。
しかし、今度は簡素な宿泊施設で一人きりの生活です。食事は当然、全て外食になってしまいます。
今思えば、ハワイにはABCマートというコンビニ兼お土産屋のようなお店がいたるところで目につき、そこには新鮮なサラダやフルーツ、ダイエット中でも問題なさそうな食事があったはずです。なぜ、私はそれを選ばなかったのか。
去年、久しぶりにハワイを訪れたからこそわかります。
「物価が高い」のです。
こんなサラダが1000円近くします。
もちろん、それなりに大きさもありますが、チープホステルでは保存する冷蔵庫がありません。
学生だった当時の私は、できる限り安く腹が膨れる食べ物として「バーガーキング」を選び続けてしまったのでした。まあ、旨い。
1day、2days、3days・・・
そして、リバウンド。
少しでも運動ができれば良かったのかもしれません。しかし、連日の猛暑の中、外なんて走れません。ハワイに来たのに水着はありません。ジムの場所も知りません(あっても高いので無理です)。
やっとのことで減らした贅肉は、日を追うごとに姿を取り戻していきました。
「これが、リバウンド」
初めての体験でした。
本土で体重測定、真実に直面
「プラス9kg・・・」
正式に体重を測ったのは、ハワイから本土に戻ってからでした。ダイエット前よりも1kg増えていました。
そのとき体感したのは、2週間で落とした体重は2週間で戻る、という事実でした。イメージでは8日程で体重が元にもどった感覚です。
ショックでしたが、「また落とせばいい」私はそう思いました。しかし、もう2度と上手くはいきませんでした。
その後、運動と食事制限、どちらも挑戦したと思います。しかし、おそらく食欲に勝てなかった。毎日毎日、バーガーキングの悪魔的な味を身体に染み込ませています。食堂でも、目の前にあるグルメに「NO!」と言えなかったのでしょう。
私の体重と体型は帰国後何年も減ることはありませんでした。
今だからわかる留学先の危険な食事
留学からは10年以上も経過しています、その全ての脂肪を清算したのはついこの間のことです。そして1年経った今も適正体重をキープしています。
そして、今だからこそわかる「何がそんなにも私を太らせたのか?」についてお話します。
糖質
以上です。間違いありません。
もう一度、留学中の食事内容を見てみます。
【Breakfast】
・ソーセージ3本:タンパク質
・カリカリベーコン2枚:タンパク質
・ご飯グレービーソース:糖質
・味噌汁
【Lunch】
・大判ステーキ:タンパク質
・大盛りライス:糖質
・フライドポテト:糖質
【Dinner】
・サラダ
・ハンバーグ:タンパク質
・ソーセージ:タンパク質
・ライス:糖質
【Snack】
・Dinnerで持ち帰ったサンドイッチorカップラーメorブリトーと呼ぶメキシコ料理:糖質+タンパク質
明らかに糖質の取り過ぎです。
今まさに実感しています、人と比べても私は糖質で太りやすい体質です。糖質を摂るとすぐに体重に反映します。
それがアメリカンサイズです。しかも毎日。体重が増加しない方が不自然なのです。
さらに、これは筋トレをしている人ならよくわかると思いますが、糖質とタンパク質の組み合わせは身体を大きくするのに最高の環境を作り出します。あのとき、筋トレを組み合わせていたら一回りも二回りもバルクアップしていたことでしょう。
さらに、メニューからも想像できるようにタンパク質には脂質(油)もたっぷりとコーティングされています。
糖質+タンパク質+脂質
この組み合わせにより、最終的には13kgも体重が増加することになりました。
結論:海外の食事では〇〇に気をつけよう
答えは糖質です。
なんだか、この言葉を見るだけで気持ちが悪くなります。それほど今は糖質の摂取量に気をつけています。
海外の食事では糖質量に注意しましょう。
私は、あえて炭水化物ではなく「糖質」と書いています。炭水化物=糖質+食物繊維です。
ダイエット中は食物繊維を積極的に取らないと、便通が悪くなるだけでなく、腸内環境が悪化してしまいます。水溶性食物繊維(キノコ類、アボカド、海藻類に多く含まれる)は腸にとって善玉菌を増やすためのエサだからです。よって、食物繊維はたくさん摂らなければなりません。
また、人間のカラダづくりの元となる「タンパク質」も積極的に取るべきです。肉、魚、豆類、チーズ等乳製品。海外にはこれらのメニューは選ぶのに困らない程ありますので、我慢せず好きなだけ楽しみましょう。
カットするのは糖質だけです!
糖質はご飯や、パンだけでなくあらゆる食品に含まれていることを知っていますか?
イモ類、ニンジン、豆類、レンコン、ゴボウなど。さらに細かく見れば、調味料にも含まれています。
たとえば、豆腐にも糖質は含まれています。また納豆は、私にとっては糖質が多い食品の一つです。以前ダイエットをしようと、毎晩豆腐に納豆をのせたものだけを食べても痩せなかったことがあるのですが、今ならその理由が良くわかります。
また、小麦粉の形を変えたものにも注意が必要です。例えば中華の王道である「餃子」。糖質で見ればパンと同じです。
私は普段、それぞれの食品の栄養素や糖質量を調べるのにこのサイトを使っています。とても使いやすく役に立つサイトです。
一覧で食材の糖質量を大まかに把握するなら、このサイトが役に立ちます。
もちろん、糖質があるからといってあれもこれも食べるのを止めてしまったら、栄養素のバランスが崩れて不足してしまいます。特に、ビタミン、ミネラルが豊富な野菜類は、糖質を考えつつ積極的に食べるようにしたいものです。
ポイントは毎日の食事
今回は、私が留学をきっかけに13kg太った経験に基づく、体型をキープするための予防策をお伝えしました。
例えば、今日どれだけお腹がはち切れる程食べても、1日で10kgの脂肪が増えた身体になることはありません。すぐに元の体重に落ち着くでしょう。
怖いのは、毎日の食事です。逆に、毎日の食事さえ整えておけば、たまに羽目を外すのは全く問題ないということです。
食事はいつのときも良いものであるべきです。今回の記事が何かの参考になれば幸いです。