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「英語ができない、どうしたらいいかわからない」
この記事を読み終わる頃には、少しだけ英語が上達しているはずです。言い換えると、「英語ができるとはどういうことか」について理解できます。
今回は、実際に取り組むことで効果が体感できる簡単なトレーニングを中心に進めていきます。
どうぞ、最後までお楽しみください。
「英語が話せる」が実感できる5つのステップ
では、早速トレーニングに入っていきましょう。
トレーニングの内容は、簡単な日常英会話の習得を目的としています。このステップを経て、「英語が話せる」ということを体感していただきます。
ステップ1:テーマの設定
このトレーニングはテーマの設定に始まります。
場面は何でも構いません。自己紹介でも、旅行でも、仕事でも。ただ、自分が今必要だと感じている場面を選ぶことがポイントです。興味がある内容の方が身につきやすいからです。
一例として、今回は「旅行」をテーマにします。それではトレーニング開始です。
初めての海外旅行から帰ったあなた。友人が土産話を聞くのを首を長くして待っています。
“How was your trip!?”
旅行はどうだった?これに英語で答えてみましょう。
ステップ2:回答の作成
英語がある程度できる方は始めから英語で伝えたい内容を作成します。何でも構いません。練習になりますので、出来るだけ細かく詳しく書いてみてください。
💡英語の表現が不明な場合は、日本語でその内容をメモしておいてください。後ほど、正しい英語に変換する方法をお伝えします。
英語が思い浮かばない方も心配する必要は全くありません。まずは日本語で書けばいいのです。
次のように、伝えたい内容を箇条書きにして、後から文として整えるという方法もあります。
- ハワイに行った
- 本当に楽しかった
- 8日間滞在した
- 毎日海で泳いだ
- 夕日が綺麗だった
骨組みができたら、文章にします。このとき、伝えたいことは何でも書き出すことがおすすめです。
最終的には必ず英語にできますので安心して好きなだけ書いてください。
ハワイ旅行は本当に楽しかった。
8日間滞在したんだけど、もう毎日海で泳ぎ放題!時間を見つけては海で泳いだよ。
水がエメラルドグリーンで綺麗でさ、ずっと入っていたかったな。
暗くなってきて浜に上がると、人が大勢集まってガヤガヤしているからさ、何かと思ってみんなの視線を追ったんだよ。そしたら、そこに見えたのは真っ赤な夕日。みんなそれを見に来ていたんだ。
ほら、これがその写真。綺麗でしょう?あの景色は一生忘れないよ。
この様に肉付けします。一見余分に感じる言葉もあえて加えました。一つでも多くの英語表現を学習できるからです。
ステップ3:英語に変換する
ステップ4では、「より自然な英語にするためのTip」についてお伝えします。今既に英文ができてい方はステップ4にお進みください。
今、手元に日本語文がある方はこのまま読み進めてください。
それでは、先ほどの日本語を英語に変換していきましょう。
手順は2通りあります。
1つは、日本語を単語に分解して英単語を調べ、文章にする方法。もう1つは、翻訳機能を使ってしまうことです。
まず1つ目の方法です。日本語を単語に分解します。
「ハワイ旅行は本当に楽しかった」
この文を単語に分解すると次のようになります。
ハワイ/旅行/本当に/楽しい/かった
次に、それぞれの単語を辞書で引きます。オンライン辞典はWeblioが便利です。
Hawaii/trip/really/fun/かった(過去の話)
そしてこれらを文章にします。
My trip to Hawaii was really fun.
出来上がりました。このように、以降の文章も英語に変換していきます。
と口で言うのは簡単なんですね。
「Trip to:~への旅行は」と始められること、過去の文にするにはwasを使えば良いと知らない場合はどうするのでしょうか?
1つは文法の基礎を学び直すことです。やはり言葉として英語で表現するには文法の知識は欠かせません。
もう1つ、先ほどのWeblioを活用する方法もあります。「例文検索」で似たような文章を探して単語だけ入れ替えるのです。
例えば、例文検索で「旅行は楽しかったです」と検索します。すると、
この旅行はとても楽しかったです。
(This trip was very fun.)
こちらの文章を見つけることができました。今回は簡単な例ですが、ほとんど答えが出たようなものです。後は、「この旅行」をハワイ旅行とするだけです。「旅行」と検索すると次の例文が見つかります。
※記号「~」を旅行の前に付けて検索します。
アメリカ旅行
(America trip)
韓国旅行
(Trip to Korea)
もう答えが出ました。先頭をHawaiiに変えれば完了です。これが1つ目の、英語に変換する手順です。
2つ目は、翻訳機能を使ってしまうこと。答えを先に見て、そこに至るまでのプロセスを探る方法です。
試しに次の文章をGoogle翻訳にかけてみましょう。
「ハワイ旅行は本当に楽しかった。8日間滞在したんだけど、もう毎日海で泳ぎ放題!時間を見つけては海で泳いだよ。」
こうなりました。
I really enjoyed my trip to Hawaii. I stayed for 8 days but I can already swim in the ocean everyday! After finding time I swam in the sea.
不自然なところは合ってもこれで通じます。英語が不自然なのは、そもそもの日本語の文章が不完全であることが原因でもあります。文章を整えてもう一度翻訳にかけてみます。
「ハワイ旅行は本当に楽しかったです。私はハワイに8日間滞在しました。滞在中、私は毎日海で好きなだけ泳ぎました。時間の許す限り海で泳ぎました。」
翻訳はこのような結果となりました。
I really enjoyed my trip to Hawaii. I stayed in Hawaii for 8 days. During my stay, I swam as much as I want in the ocean every day. I swam in the sea as far as time allowed.
通じるのはもちろん、かなり自然な英語に整ったと感じています。
以上2つの手順をお伝えしました。
最終的な目的は「自分の伝えたい言葉を英語にできること」です。単語を一つずつ調べて文章を組み立てるのも、翻訳を使うのも通る道が違うだけです。
まずは英文を完成させていきましょう。
ステップ4:より自然な英語にするためのTip
「私の作った英語は意味が伝わるだろうか?」に始まり、「この英語はネイティブのように自然だろうか」と英語学習者なら誰でも思うはずです。
そんなときには迷わずネイティブに聞きましょう。それが一番早いです。
HiNatieと呼ぶサービスは言語添削を目的とした、無料で始められるサービスです。また、質問は日本語でできます。
こちらをご覧ください。
このように、日本語で質問したとしても、日本語に精通した英語のネイティブから回答をもらうことができます。日本語の意図を汲み取った上での回答のため、機械翻訳よりも自然で、感情の伝わる言葉に仕上がっています。
もちろん、英語で質問することも可能です。英語のネイティブは日本語が話せるとは限らないので、英語での質問の方が回答がもらえる確率は高くなるはずです。
こちらが、ネイティブに添削していただいた内容です。私が「この文章は自然ですか?」と質問した英文を全てネイティブ仕様に仕上げて返信してくれました。
気軽に、積極的に活用してきましょう。
HiNativeの詳細はこちらの記事にまとめてありますのでご覧ください。
1を聞いて10学ぶ「HiNative」英語添削サービスの使い倒し方
それでは最後のステップです。
ステップ5:出来上がった英語でスピーキング練習
今、手元には完成した英文があるはずです。最終ステップでは、それを読み上げてスピーキングの練習をします。
実際の英会話では当然、台本なしで会話をしますので、暗記してしまう程何度も声に出して読み返します。
発音が不明な場合は、Weblioで単語の発音が調べられますし、Google翻訳を使えば文章丸ごと読み上げてくれます。
スムーズに発音でき、同時に意味も理解できていればトレーニングは完了です。
このトレーニングの繰り返しで英会話は上達する
今回のトレーニングにより、いつか誰かから「旅行はどうだった?」と聞かれた場合にすんなり答えられるはずです。英語ができないと感じていた方も少し成長の兆しが見えてきたのではないでしょうか。
「英文を作ったのだから話せて当然」
私もそう思います。しかし、結局はこの繰り返しで英語は話せるようになるのです。
どういうことか。今回自分で作った英文の中には、別の話題になっても使える表現はたくさん入っています。
- 本当に
- 楽しかった
- ~日間(の滞在)
- 時間を見つける
- 何かと思った
先ほど例として作った文章から一部を抜き出しました。これらの表現は、話題が旅行でなくても十分使える表現ですね。
「本当に」に続く言葉は無数にありますし、「そんなに楽しくなかった」と否定形で使うこともできます。
英語が話せるようになる流れというのは、過去に散々使って体で覚えた英語(1)に状況に合わせて新たに使う英語が(1)、そして(2)になる。その英語(2)を何度も使って体で覚える。
次は覚えた英語(2)に、また状況に合わせて新たに使う英語が(1)、そして(3)になる。この積み重ねで「英語が話せる」状態になっていくのです。
よって、今回のトレーニングを100の異なるテーマで実施すると想像してみてください。トレーニングが完了する頃にどれだけの英語表現が身についているのか、とてもワクワクしませんか?
今回のトレーニングを全面的に採用したオンライン英会話
今回のトレーニング方法によって、たとえ一人で英語の勉強をするときにも効率良く進めることができます。
テーマに沿って、自分の伝えたい言葉を考え、それを英語にした文章を教材として覚えていくのです。他人が作った、自分とは本質的に関係のない英語とは違い、「自分自身の言葉」を覚えていくのです。吸収度が高いのは容易に想像できると思います。
最後に、このトレーニング全ての流れをレッスンに採用し、最終的にはネイティブとのスピーキングレッスンまでセットにしたオンライン英会話があるのでご紹介します。
Best Teacher(ベストティーチャー)です。
レッスンの流れは次の通りです。
- 1000あるテーマの中から今の自分に必要なものを選ぶ
- テーマに沿って英文を考える(講師からの質問によって会話を作る)
- 講師からの添削を受ける(正しい英語が身につく)
- 添削後の英文でリーディング、リスニング、スピーキング練習
- 講師とスピーキングレッスン(スクリプトの読み合わせとプラスアルファ)
いかがでしょう。
今回の記事をそのまま落とし込んだようなレッスン内容です。
テーマは日常会話、ビジネス合わせて1000あります。テーマが一つ増える毎に使える英語が増えていくのがありありとイメージできると思います。ぜひ、公式サイトで詳細を確認してみてください。
ベストティーチャーの公式サイトはこちら>追記
ベストティーチャーを実際に利用した体験談を公開しました。ライティングから始まるレッスンがいかに英会話を上達させるかについてお伝えしています。
お時間のあるときにどうぞご覧ください。