英語のリスニング教材は「耳で聴く洋書」がおすすめ【活用法を随時更新】

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リスニングトレーニングの一環としてオーディオブックを始めました。洋書を耳で聴けば、本の内容が楽しめるだけでなくリスニング練習にもなります。

上達するのはリスニング力だけではありません。語彙力や表現力、さらに音読を加えればスピーキング力まで鍛えることができ、まさに一石五鳥です。

始めたばかりなので今後の効果に期待しているところですが、もしリスニングの教材選びで迷っているのであれば、1つの選択肢になると思い記事にしました。

今回はオーディオブックのメリットや効果的な活用方法をお伝えします。そして、今後新たに得た気づきを継続して追加していこうと思っています。

どうぞ最後までお楽しみください。

オーディオブックで英語学習するメリット

今回初めてオーディオブックを試す中で、早速気づいたメリットがあります。

まず想像以上に英語に集中できます。これはとても新鮮な体験でした。「とにかく、ひとつも英語を聞き逃さない」そんな感覚です。

オーディオブックだと耳だけで全ての情報をキャッチしなければなりません。ですので、自然と全神経が聞き取ることに集中します。本当はスクリプト確認用としてKindle版も合わせて入手する予定でしたが、とりあえず何もない状態で初めたことがこのような体験に繋がりました。

ほとんどのリスニング用教材にはスクリプトがついています。するとどうしても答えが知りたくなり、リスニング練習で大切な、繰り返し何度も音声を聞く前にスクリプトを見てしまう場合があります。

オーディオブックなら繰り返し聞く他に確かめる方法はないため、その不便さが純粋な意味で英語を聞く時間を増やすことに繋がります。

まずはオーディオブックでリスニング練習をする最も大きなメリットからお伝えしました。次は、リスニング上達に向けて、オーディオブックをもっと効果的に活用する方法をお伝えしたいと思います。始めは洋書の選び方からです。

オーディオブックの効果的な活用方法

オーディオブックによる英語学習は、自分に最適な洋書選びから始まります。そこで、選び方において大切だと感じたポイントをお伝えします。

聴きたい本を選ぶことが最も大切

海外ドラマを使った英語学習では「フレンズ」がよく挙がります。日常会話が豊富で、初心者でも比較的取り組みやすい英語で話されているとの理由からです。私も実際に何話か見てみましたが、それほど夢中にはなれませんでした。

一方、「A Walk To Rememer」という映画はとても気に入り、飽きずに何十回と観たことで多くの英語表現が身につきました。

オーディオブックは、ぜひ心から聴きたいと感じる作品を選んでください。

オーディオブックを活用した英語学習は、1つの作品を何度も何度も聴いて最大限の英語力を習得していきます。そのためには、自分が楽しいと感じる作品、内容に強い関心がある作品を選ぶことがおすすめです。

日本語版もあると理解が深まる

オーディオブックを英語学習に活かすなら、既に日本語に翻訳されている作品がおすすめです。その方がより深く理解できるからです。

その点では、洋書から探すよりも世界的にベストセラーとなった作品の中から選ぶのが良いかもしれません。邦訳があるだけでなく、ベストセラーと呼ばれる作品であれば、何度繰り返しても飽きずに聴ける可能性が高いです。

私は今回「Audible(オーディブル)」と呼ぶAmazonが提供するサービスを利用し、「Rich Dad Poor Dad(金持ち父さん貧乏父さん)」を選びました。随分前から気になっていたものの、忘れてしまっていた一冊です。

しかし、作品を決めたところで次の懸念点が浮かびました。

自分に合ったレベルの作品を選ぶ

どれだけ興味があっても、あまりにも難しい英語が使われていれば聞いても理解できません。逆に、簡単すぎる内容だとトレーニングになりません。

自分のレベルに合っているかの確認として、今回Lexile指数と呼ぶ文章の難易度を示す指標を参考にしました。

Lexile指数とは?

Lexile指数とは、アメリカのMetaMetrics®社が開発した「読解力」および「文章の難易度」を示す指標です。世界165か国以上で活用されているほか、アメリカでは、小学3年生~高校3年生の約半数が、英語能力テストの結果とともにLexile指数の判定を受けています。本は、単語数や難易度、構文の複雑さなどに基づきLexile指数がふられます。

出典:Amazon.co.jp

Lexile指数は大体200L~1700Lの範囲で示され、数字に比例して難易度が上がります。

では、それぞれのLexile指数がどの程度のレベルを表しているかについてですが、次の表が参考になります。

Lexile指数 アメリカの学年
~300L 1年生
140~500L 2年生
330~700L 3年生
445~810L 4年生
565~910L 5年生
665~1000L 6年生
735~1065L 7年生(日本の中学1年)
805~1100L 8年生
855~1165L 9年生
905~1195L 10年生(日本の高校1年)
940~1210L 11・12年生

過去にTOEICを受けたことがあれば、リーディングのスコアで最適なLexile指数の目安もわかります。

Lexile指数 TOEICリーディングスコア
410~620L 60~95
480~745L 100~145
610~835L 150~195
690~915L 200~245
775~995L 250~295
855~1075L 300~345
935~1175L 350~395
1040~1325L 400~445
1180~1450L 450~495

以上の数値は目安のため、各Lexile指数がどの程度のレベルなのか知るには実際に文章を読む方が早いです。Amazonのサイトには各指数のサンプルがあるので、参考にしてみてください。

Lexile指数別サンプルテキストはAmazonのサイトで確認できます>【Amazon.co.jp】

アプリの効果的な使い方

作品が決まれば、いよいよリスニングの開始です。Audibleの場合は、専用のアプリでオーディオブックを聴きます。


アプリを利用してみて便利だと感じた機能は右下にある「ブックマーク」です。知らない単語や実践で使えそうなフレーズはブックマークでどんどん保存します。そうすれば、後にスクリプトで確認する際にどこを復習すべきか一目でわかります。

さらに、右上のメニューボタン(「・・・」のマーク)から、ブックマークした箇所にメモを残すことができます。


これで、ブックマークした理由まで詳細に記録しておくことができます。

今後の学習プランについて

今後の計画としては、まずは1度音声だけで最後まで聞いてみようと思います。所々聞き取れない英語も出てくるので、何度も聞いた後でメモを残しておきます。

本編は通しで聞いても6時間9分かかるため、この方法だとかなり長丁場になりそうです。場所は選ばないものの、聞き流しをするつもりはないですので時間をかけて集中して取り組みます。

そして完了時点でKindle版を購入し、聞き取れなかった箇所を文字で確認して復習します。

その後は日本語版を入手し、さらに理解を深めた後で音読で新たな英語表現を取り入れる予定です。

語彙力の強化、リスニングとスピーキングの向上、そして反復によって書籍の内容が深く定着する、そんな相乗効果に期待しています。

Audibleは最初の1冊は無料で入手することができます。またオーディオブックをダウンロード後、レベルが合わなかったり気に入らなかったりした場合は返品や交換も可能です。

英語力と知識が同時に身につくリスニング教材としてとてもおすすめです。もし良いリスニング教材を探しているのであれば、候補の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

Audibleの無料体験はAmazon.co.jpのサイト上から開始できます>【Audible (オーディブル):本は、聴こう。】

それでは、今後新たな気づきがあり次第この記事をアップデートしていきたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。