【無料&有料】英語の発音チェックを「人から」受けるサービスをご紹介します

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

英語の発音は一人でも練習できます。しかし、上達しているのかどうか自分で確かめるのは難しいです。

そこで今回の記事では発音のチェックが受けられるアプリやサービスをご紹介したいと思います。中でも、人に判定してもらえるものを中心に集めました。

今ではAIなど機械で発音判定ができるアプリもありますが、具体的なアドバイスが聞けるという点では人からチェックを受けることがオススメです。

記事の後半では、ほんの少し工夫するだけで発音が綺麗に聞こえるポイントもお伝えします。

ぜひ参考にしてみてください。

音声認識技術を使った精度の高い発音チェックアプリ

機械とはいえ、最近の発音チェックアプリはかなり精度が高いです。私が実際に使ってみて役に立つと感じたのは「発音博士」と呼ぶアプリです。


このアプリが凄いのは独自開発した音声認識技術が使われている点です。ネイティブスピーカーの発音サンプルを数百万人分集め照らし合わせることによって発音が正しいかどうか判断します。

これが音素レベル(t/k/t/dなど)で行われるので、本当にちょっとでも違うと減点とどの音素が違っているかの指摘が入ります。

わかりやすい例では、birdと発音した際に最後のdに少しでも母音の”o”(バードとカタカナ英語で発音するイメージ)が入ると減点です。

このようにかなり細かいレベルで判定されるので、満点を目指そうと何度も挑戦すると自然と発音も上達します。

一部無料で利用できますので、一度試してみてください。発音博士の使い方や活用方法はこちらの記事が参考になります。

人から英語の発音チェックが受けられるアプリ&サービス

ここからは、自分の発音を人にチェックしてもらうためのアプリやサービスをご紹介します。

発音と一言でいっても、声の出し方から口の形など意識するのは一つではありません。そのような細部に渡るアドバイスを受けるなら、やはり人でなければ難しいです。

無料でも人から発音チェックは受けられる

実は無料でも人に発音チェックを受けることができます。

例えばHiNativeという言語学習サービスでは、自分の英語が自然かどうか、発音が正しいかどうかネイティブに聞くことができます。互いに言語を教え合うサービスですので無料で利用できるのです。

使い方は簡単です。アプリをダウンロードし会員登録を済ませたら、後は次のようなテンプレートを使って自分の発音の音声をアップロードするだけです。


後は誰かがチェックしてくれるのを待つだけです。

親切な人なら、このように発音のお手本とアドバイスを回答してくれます


無料のため、回答がもらえる確証はないことと、もらえても具体的なアドバイスまではないかもしれませんが、だからこそ気軽に利用できます。

回答がなければ時間帯を変えて改めて投稿すればいいですし、回答をもらった後に追加質問すれば返事がもらえる可能性もあります。

ぜひ一度使ってみてください。

HiNative公式サイトはこちら>【HiNative】

なお、HiNativeには一部有料のテンプレートがあるのですが、WEBから利用すると無料で使えるなど少し変わった仕様になっています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

本格的なアドバイスなら有料のサービスを

有料のサービスはやはりそれなりの価値があります。

自信がある発音でも、ネイティブが聞くと些細な点に違和感を感じるのだと、私がチェックを受けてみて実感しました。

これは理屈というよりも感覚に近いです。海外の人がとても流暢に日本語を話すのを聞いて、ほぼ完璧だけれど日本人ではないと一瞬でわかる、そんなレベルまで判断できるのは人だからこそなせる業です。

私が利用したのは、先ほどのhinativeの上位版であるビジネス英語とIT英語に特化したHiNative Trekです。

HiNative Trekのサービスを簡単にご説明すると、非同期型の英会話レッスンです。専属のネイティブ講師が付き、一日一題届く10分もあれば完了する課題に空いた時間で回答して英語を習得するサービスです。

アウトプットを主体とした課題ですので、英作文や発音が中心となります。

利用して特に価値を感じたのは、講師から送られるアドバイス付きの返信です。たった一文英作文を回答しただけでも、画面びっしりと書かれたかなりのボリュームのアドバイスが送られてきます。

それを読むだけでもリーディングの練習になります。

例えば、”Nice to meet you, (everyone). My name is Michael Jones, new technical writer.”と簡単な発音を提出すると、次のアドバイスが返ってきました。

Pronunciation:
Excellent work on this voice answer! I don’t hear pronunciation mistakes here, but we can work on your rhythm. For example,”nice to meet you” should be pronounced a bit more quickly, and there should be a longer pause between this and “everyone” I’ll demonstrate this for you in my recording.

発音に問題ないものの、リズムを意識すればもっと良くなるとのことです。その後、講師から手本の音声が送られてきました。文字だけでなく音声まであると大変参考になります。


さらにリズムの上手なつけ方について質問すると、詳しく回答していただけました。

Certain words will receive stress in a sentence, which means that we’ll say them a bit louder than words that aren’t stressed. We stress content words. This includes nouns, verbs, adjectives, and adverbs.
Negative words such as “not” or “never” are also stressed because they affect the meaning of the sentence.

This is what creates rhythm in English!

この練習とアドバイスによる改善を毎日行うのですから、発音は間違いなく上達します。

HiNative Trekについてさらに詳しくは公式サイトでどうぞ>【 HiNative Trek 】

HiNative Trekを実践している様子はこちらの記事にまとめました。

これだけでも違う発音の基本3つ

最後に、意識するだけでも発音がかなり綺麗に聞こえる3つのポイントをお伝えします。発音に関して私は徹底的に練習しましたので、参考にしていただけると思います。

  • 腹式呼吸

英語の発音の基本は腹式呼吸です。日本語は基本的に胸式呼吸で発生しますので、意識して腹から声を出すと思います。

ネイティブの英語を聞くと、男性でも女性でも低く、太く、ハリのある声で英語を発音していることに気づくと思います。これは腹式呼吸だからです。

息を吸ったとき、胸ではなくヘソの下が膨らめば腹式呼吸ができています。そして発声すると下腹が動くようであれば、英語に適した声になっているはずです。

  • 子音の意識

子音の意識も発音が綺麗に聞こえるコツです。日本語は全てに母音がつきますが英語は子音単体で発音することがよくあります。母音と子音の発音を区別する意識が大切です。

例えばtimeを発音する際、[t]の音、 [άɪ]の音、[m]の音を一つ一つ正確に発音してくっつけるイメージです。

[t]を発音する際の舌先で上の歯の裏を弾く感覚、[άɪ]の口の大きさと形、のどから声を出す感覚、そして[m]はしっかり唇を結ぶ、このように丁寧に発音することがポイントです。

  • 余計な音は出さない

出す音は出す、余計な音は一切出さないとメリハリをつけることも大切です。birdの[d]の音は[d]であって[do]ではない、これを意識します。

舌を巻く[r]の発音は、英語特有の音で上手く発音できるとそれらしく聞こえます。だからなのか、至るところに[r]の音を混ぜて発音する日本人の英語を聞いてとても気持ち悪く感じたことがありました。

英語の発音は、単語よりも音素レベルで考えると上達しやすくなります。

そして、発音練習する際は「録音」がかなり大事です。上手に発音できたと思っても録音した声を聞くと全然ダメなんてことは頻繁にあります。客観的に自分の発音を観察するためにも、録音は絶対に欠かせません。

この3つを意識するだけでも、発音はかなり改善するはずです。ぜひ試してみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。