本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。
“Including me?”
“Especially you!”
“I do not need a reason to be angry with God.”
とある洋画のセリフの一部です。何度も何度も口ずさみました。
どうやって英語の勉強を進めれば良いのかわからず、かといって留学終了までの期間は迫っている。何としてでも話せるようにならなければ。
そこで私が試した方法は、気にいった映画のセリフを片っ端から声に出して覚えることでした。できるだけ感情を込め、セリフを何度も読み上げる練習を重ねました。
その結果、英語がペラペラに・・・とは、残念ながらなりませんでした。
しかし、その効果は確実にありました。
映画のセリフを何度も口ずさむ、つまり音読には確かな効果があったのです。
今回は、私の実体験から述べる音読の効果、そして英会話の上達に向けた音読の活用方法についてお伝えします。
また、記事の最後では音読に最適なアプリもご紹介していますのでぜひご覧ください。
それでは、どうぞ最後までお楽しみください。
何のために英語を音読するのか?
この記事では「英会話のための音読」についてのお話をします。
というのも、ひと言で英語の音読といっても、長文読解のため、TOEICのためなど人によって目的が異なるからです。
当サイトは、お伝えする一つ一つの英語勉強法により実践で使える英語を身につけていただくことを目的としています。
「何を音読すればいいの?」
「音読ってどうやってやればいいの?」
「音読の回数はどれくらいが効果的?」
など、効果があると頭ではわかっていても、続けた先にどうなれるかが具体的にイメージできないため不安になることってありますよね。
しかし、最終的に得られるものが予めわかっていれば自信をもって続けることができます。
難しいことは一切省いて、「それで結局、英会話にどう役立つの?」にフォーカスしていきます。
音読した英語が「そのまま」使えるようになる!
これこそが、英語の音読から得られる最大の効果です。
音読を繰り返すと、少しずつその英文は記憶に定着していきます。音読によって英文が頭に入れば入るほど、会話で使える表現も確実に増えるということです。
例えば、洋画の中に出てくる次のセリフを何度も音読して覚えたとします。
「That makes two of us.」
私たちを2つ作る・・・?
もちろん、セリフの中には聞いたこともない英語表現が頻繁に登場しますので、その都度辞書で調べます。
すると、「That makes two of us」とは「私も同じです」を意味することがわかります。なるほど、これまで同意を表す英語表現はme tooしか知らなかったものに、新たな言葉が加わりました。これで、「私も!」と伝えたい状況になったときには使える表現が1つ増えました。
このように、音読で英文を覚えれば覚える程、会話の幅が広がるのです。
そうはいっても、英語の読み方がまずわからないんですけど?という場合はどのように練習すればよいのでしょうか。
英語の音読の練習3つのステップ
ステップ1:単語単位の発音練習から始める
音読の練習をするにも最初は大変です。英語に慣れていない場合は特に発音するだけでも精一杯かもしれません。当然、長い文章になればなるほど難しくなります。
しかし、行うことはいつも同じです。まずは、それぞれの単語が発音できるようになり、2つ3つと組み合わせた発音にも慣れ、最終的に1つの文として音読できるようになります。
よって、音読の第一ステップは、とりあえずその英文を滑らかに発音できることです。付属のCDや洋画の音声など、手本となるネイティブの発音を何度も繰り返し聞いて練習します。
「そもそも発音って何?」という人は、発音の練習方法について詳しく記載した記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。
正しい発音方法の基礎について学んでおくと、今後どのような英単語が表れても正しく発音できるようになるのでとても便利です。
ネイティブの音声をそのまま真似る方法もありますが、発音記号を理解しておくことでより正確な発音を再現できるようになります。
ステップ2:音読する英語の意味を日本語で理解しておく
「英語がスラスラ音読できるようになった!意味はわかんないけど」
これでは、使える英語とは言い難いですね。意味がわからないのでは使うチャンスを活かすこともできません。
では、全く無意味なのか?というとそんなことは決してありません。英語特有のリズムやアクセントの練習には十分なります。かっこいい英語で話すにはリズムも結構大事です。
それに、ネイティブにもしっかり通じます。英語の発音やリズム、そしてアクセントが再現できれば、喋っている当の本人にとって意味不明な言葉でも相手は理解できます。これは試したことがあるので間違いありません。
結構楽しいですよ。エミネムの歌詞なんか調べてもわからないのに、それを上手に発音できれば通じるのですから。「これ意味わかる?」なんて海外の友人に聞いてもらっていました。笑ってましたよ。おそらく、えげつない言葉を自信満々に披露していたのでしょうね。知らないとは恐ろしいことです。
話は戻りますが、後々実際の英会話で使えるようになるためにも、音読する英語の意味は日本語で理解しておきます。
教材に学習書を使う場合は大丈夫だと思いますが、洋画や海外ドラマの場合は意訳されている場合がありますので注意が必要です。
その際は、辞書で調べて直訳をメモしておくといいですね。
ステップ3:体に馴染むまで音読する
英語の音読は何回やればいいの?
この答えは「体に馴染むまで」です。
体に馴染むとは、英語をいちいち日本語に訳して理解する必要がなく、その英語を読み上げただけで頭の中にイメージが浮かぶ状態です。
回数にあまりこだわらなくても大丈夫です。もっとも、1回より100回音読する方がより深く記憶にも残るでしょう。
しかし、それが興味も何にもない英文であれば、「英語 音読 つまらない」と検索することになりかねません。
それよりも、「この英語使ってみたい!」「この英語かっこいい!」と心から感じる英語を見つけることが大切です。その方が、同じ音読をするにしてもより身になりやすいと思いませんか。
そのような英語を体に馴染むまで音読すれば、使える英語が1つ、また1つと増えていきます。
英語の音読効果をよりUPさせる方法
これはとても簡単です。役者になることです。感情を込めるのです。
洋画のセリフを音読するなら、俳優の感情をそっくりそのままコピーします。怒ったり、喜んだり、または悲しんだり。できるならジェスチャーを加えるとより大きな効果が期待できます。
また、教本などの説明文を音読する場合でも、色や形、情景をできる限り思い浮かべながら音読します。
普通に音読するのと何が違うの?
音読を感情を込めて行うことで、覚えやすくなるだけでなく、その言葉を実際に使う機会が訪れた際に記憶から引き出しやすくなります。
言語は自分の気持ちを伝えるツールです。音読で疑似体験した感情と同じような感情が生じた際、適切な表現をよりスムーズに思い出すことができるようになります。
ぜひ、試してみてください。
英語の音読に最適なアプリは?
さて今回は、いかに音読が英会話の上達につながるかについてお伝えしてきました。
最後に、音読に最適なアプリをご紹介します。
「Oh, that’s a pumpkin lantern.」
どこで聞いたか忘れてしまいましたが、英語教材のある1文です。
「あぁ!あれはかぼちゃの提灯です」という意味です。こんな英語を覚えていつ使うのか、使わないでしょう。
英会話の上達に向けて音読するのであれば、より日常会話で使われる内容の教材を選びたいですね。
そこでおすすめするのが、スタディサプリENGLISHという英語学習アプリです。今のところ、このアプリ以上に役立つ内容が詰まったアプリを他に知りません。
単語、文法、リスニングやスピーキングといった通常の英語が学習できるはもちろんのこと、英語の音読のアプリとしても活躍します。iPhone、Androidどちらでも利用することができます。PCでも可能です。
特に、スタディサプリENGLISHのレッスンの1つ「なりきりスピーキング」は音読に最適です。これは登場するキャラクターになりきってスピーキングの練習をするもので、英文の意味、状況、そして先ほどお伝えした感情を込めた音読の練習ができます。
音読は回数を重ねれば重ねるほど、そして感情を込めて練習するほど生きた英語として体が覚えます。だからこそ、同じ音読をするのなら、日常会話で使える英語表現ばかり詰まった教材を選ぶ方がお得ですよね。
音読を通じて、使える英語をどんどん増やしてください。
スタディサプリENGLISH公式サイトはこちら>【スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)】