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先日10年以上振りに新横浜ラーメン博物館に足を運んだのですが、白人の女性が英語で書かれたラーメンの歴史を真剣に読んでいる姿がとても印象的でした。
アメリカでは一杯2000円近くするラーメンでも行列が絶えないとニュースで聞いて久しいですが。もしかすると、ラーメンが目当てでわざわざ来日する観光客も少なくないかもしれません。Google Trendで調べた人気度もこの通りです。
ということで、今回は「ラーメンの魅力」が伝わる英語表現をいくつかご紹介したいと思います。
「どのラーメンがおすすめ?」「とんこつラーメンってどんな味なの?」と海外の人から聞かれてスムーズに応えられたら相手もきっと喜んでくれます。
ぜひ、日々の英語学習の息抜きにお楽しみください。
「超濃厚とんこつラーメン」は英語で何て言うの?
※無数に並べられていたラーメン雑誌
他言語に訳されがパンフレットには、各お店自慢のラーメンの魅力が書かれていました。
とんこつラーメンは英語で” Tonkotsu(pork bone based)Ramen” と呼ぶそうです。
では「超濃厚でクセになる味です」、日本語では当たり前のように使う言葉ですが、英語ではどのように訳されているのか見てみます。
・超濃厚
・クセになる味
・病みつき
ラーメンに限らず、あらゆる料理で使えそうです。英語ではこのように訳されていました。
最も気になっていた「超濃厚」の英語訳は”thick broth”となっていました。直訳すると「濃い煮出し」です。
日本語と比べて少しインパクトが弱いなと感じていたところ、トリップアドバイザーでとんこつラーメンの感想を載せている人が最適な表現を使っていました。
“Extra rich and Extra thick broth”
こちらの方が「超」のイメージが伝わってきます。
他にも「クセになる味」は”an addictive taste”、「病みつき」は”become hooked”と訳れています。hookedに関しては”I’m hooked on the music.(その曲にハマっている)”など、使い勝手がよさそうな英語表現です。
もっちもちの麺が魅力です
※店舗が並ぶメイン広場。一口サイズがあればいいのにと思います。
ラーメンに限らず、うどん、スパゲッティ、焼き立てのパンが「もっちもちで美味しい!」と表現する機会は多いです。
山形県の「龍上海本店」が作るラーメンの魅力は次のように書かれていました」
The voluminous homemade extremely thick kneaded noodles are super springy.
“super springy”「超もちもち」を表しているようです。springyは「バネのような、弾力のある」と訳されています。ちなみに画像検索すると、懐かしい子供のおもちゃで階段をカタカタ駆け下りるバネが表示されました。
もちもちの表現を他にも調べると、”chewy”表現している人もいました。これだと噛み応えのあるステーキのような印象を受けます。日本語のニュアンスを的確な英語にするのは難しいです。
最後にもう一つ、こちらも使われることの多い味を表す英語表現をご紹介します。
“It is simple but rich in flavor.(あっさりしながらもコクがある)”
日本のラーメンと中国のラーメン
※昭和の町並み。Always3丁目の夕日の世界です。
“Oh, Wow!”と白人の女性が関心していたのは、日本と中国の麺料理の違いについてでした。
私も気になってはいましたが、今回初めて知りました。ラーメンに関するうんちくも一つ持っておくと、会話がさらに盛り上がると思います。
What is the difference between Ramen and Chinese noodle dishes?
The difference is the soup. Ramen shops create a special soup for their Ramen, while the soup for Chinese noodle dishes uses the same soup stock that is used in various dishs, including stir-fried or steamed dishes.
ラーメン専門店がラーメンのためだけスープを作るのにたいして、中国の麺料理のスープは炒め物や蒸し料理など様々な料理に使うスープストックという位置づけです。
新横浜ラーメン博物館展示品より
今後も、英語が少し楽しくなるお話をご紹介していきます。ぜひご期待ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。