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留学すれば英語は話せるようになるのか?そんなの当たり前だろう、と私は留学前に思っていました。
しかし、渡米してから1ヶ月、2ヶ月経ってもリスニングもスピーキングも一向に上達しない自分を見ていると、だんだん焦りが大きくなっていきました。
「このままではいけない」そう強く感じたのが、まるで昨日のことのようです。
今回は私の留学経験に基づく、英語のために滞在中できたであろうことを思いつく限りお伝えします。つまり失敗談です。
これから話す内容に目新しいものは何もありません。しかし、大切で確かな方法です。
どうぞ、最後までお楽しみください。
留学先の授業を活かす
最初に、最も基本的で重要なことからお伝えします。それは留学先の授業をできる限り活かすことです。
思い出してみると、毎日必ず出席する授業を私はあまりにも疎かにしていました。予習はしない、復習も大してしない、課題はやってもただやるだけ。一体何のために留学したのかと今思います。
だからこそ、これから留学する方に伝えたいのです。
留学を成功させるための基本は、1つ1つの授業を大切に思い、能動的に精一杯参加することです。授業は毎回英語で行われるはずです。最初はわからなくても、とにかく全部吸収してやろうという気持ちで臨む、それだけで半分成功したようなものです。
特に今思うのは、各授業の「先生ともっとコミュニケーションを取るべき」でした。留学して間もない頃は授業の内容もわからないことばかりだと思います。これは言い換えると、先生との話題をたくさん持っているということです。それを使わない手はありません。
質問や疑問は、授業に熱心に取り組んでいる証拠です。それを持って積極的に先生に質問すべきです。きっと、喜んで教えてくれるでしょう。
イベントや行事に参加する
ダンスパーティー、BBQ、ショッピングツアー、何かの会など、留学中は頻繁に現地の学生と交流する機会があったと記憶しています。もちろん私はそのほとんどをパスしましたが、ぜひ顔を出すようにしてください。
私が現地でアメリカ人の学生と話す機会があったのは次の3つです。
- ルームメイトだった
- 向こうから話しかけてもらい、共通の趣味があった
- 一緒に行った留学生の紹介
ルームメイトは指定されたものなのでそれは除くとして、後の2つは「運」です。運に頼るべきではありません。
たとえ留学したからといって、現地の人とは簡単に友達にはなれません。留学生のサポートをする立場にある人ならまだしも、留学先の学校に通う生徒は別に日本人と友達になろうとは思っていないからです。
だから、交流の機会がありそうなイベントや行事は大いに活用したいしたいものです。盛り上がった雰囲気の中で一体感が生まれれば、自然と話す機会があるかもしれません。いずれにせよ、その機会は参加しなければ手に入りません。
こちらから声を掛ける
例え「Hi!」だけでも、留学中に現地の人と顔を合わせたらこちらから声を掛けたいものです。
留学すれば英語で会話できる友人が欲しいと思うのは当然のこと。そのためには何かのきっかけが必要です。
しかしそのきっかけというのは、大したことでなくてもいいのです。今思うと当時仲良くなった現地の学生との出会いは、ほんのちょっとした挨拶が始まりでした。片言の英語でも笑顔で話しかけた結果、その後「一緒に食事どう?」と誘いをかけてもらえたり、出掛けたりもしました。
終わってしまった関係も、今でも続いている関係もあります。しかしきっかけは、ほんの小さな「Hi」でした。
話すトピックを用意しておく
これはもったいないことをしたな、と今でも思います。
例えば、せっかく仲良くなれそうだった人と、こちらが話題をあまり持っていなかったために疎遠になってしまった例は結構あります。
ぜひ、英語で話す機会に恵まれた際のトピックを用意しておいてください。自分のこと、兄弟、両親、生まれた場所、地元について、できるだけ多い方がいいです。
特に日本について紹介できる知識を持っていると一番良いと思います。日本の素晴らしさ、文化、訪れるべき場所など日本を英語で紹介するガイドブックを参考に英語を丸暗記しておいてもいいかもしれません。
現地の学生の中には「日本人になりたい!」と思うほどまでに日本が好きな人もいました。日本に関する多くの知識を持っておくことは、留学先で必ず役に立つはずです。
一生の財産を育てる
留学先の授業は1つも欠かさず大切に受ける、そしてイベントにも積極的に顔を出す。そうしている内に縁あって海外の友人ができたとします。
その際は、この上ないほど関係を大事に育ててください。英語での会話相手になってくれるだけでなく、異国の文化も分かち合える一生の財産となり得る存在です。
当時私に話しかけてくれたアメリカ人の学生は、チャットを通じてかなり頻繁に誘ってくれました。
“Hey! wanna play ping pong with me?”
卓球は確かに好きですが、そんなに頻繁にやりたいとは思いません。しかし、せっかく誘ってくれるので毎回必ずOKと言いました。
余談ですが、アメリカ人の誘い方は「私と一緒に~したいですか?」と来ることが多いです。それに対してNoと言うと、相手自体を否定する気がしてなんとも断りづらいです。
そして、日本の音楽を教えたり外食をしたり、カナダの国境近くにある彼の実家に招待されたり、とても多くの時間を一緒に過ごしました。
彼が日本に来たときには部屋に泊めてあげ、街を案内し、行きたいと言ったすべての場所に付き合いました。
友人関係ももう10年以上です。始まりはちょっとした挨拶でした。留学先で仲良く話せる人を見つけたら、ぜひ一生付き合う気持ちで関係を育んでいってください。
留学で英語は必ず話せるようになる
今回5つの提案を聞いてどれもこれも当たり前のことのように感じませんでしたか?
しかし、それを徹底して実行している人は、私と同じように留学した人々の中でほとんどいなかったと思います。
もちろん授業は真面目に受けます。しかし、それでは足りません。もっと貪欲に学びに行く、先生とも頻繁にコミュニケーションを取る程の強い姿勢が必要です。
そのような強い気持ちがあるなら、英語を話すチャンス、学びのチャンスは次々と訪れます。そして留学も成功するでしょう。
参考にしてみてください。
追記:留学前の準備
それでも不安を感じる方に、ポイントを1つお伝えします。
留学は英語を学ぶ機会であると同時に英語を使う機会でもあります。つまり、できる限り日本で英語力を高めてから行く方が有利です。練習した英語を本場で試すイメージです。
私と同じ時期に留学して英語力が飛躍的に伸びた生徒は英語が好きで、もともと留学前から英語の実力はある程度持っていました。
今は日本にいても英語が話せる環境はたくさんあります。以下の記事を参考に、早めに準備をしておくことを、私の留学経験を振り返って強くおすすめします。
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【サンフランシスコ初】オンライン英会話withネイティブ「Cambly」5つの魅力
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