本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。
英語が上達しない原因は「継続できないから」これに尽きます。学習を続けさえすれば、上達がゼロということはないと私は思っています。
もちろん、英語レベルを比べればきりがありません。英語のプロとして仕事をしようと思えばそれなりの学習量が必要ですし、闇雲に英語で話す練習を続けても到達できないのかもしれません。
しかし全員がそのレベルを目指しているわけではなく、むしろ簡単な日常会話が英語で出来るようになりたいと考えている人が大半なのではないでしょうか。であれば、学習を続けさえすればある程度までは上達できます。
にも関わらず、上達を前に学習を止めてしまうのはなぜか?
今回は英語が続かない原因とその解決策について考えを述べたいと思います。
一番の原因は必要性が心から感じられないから
当たり前ですが、英語習得に必要性を感じている人は強いです。それは仕事でもプライベートな理由でも構いません。英語を学ぶ明確な目的があると、目標達成まで止まらずに継続できる可能性が高くなります。
少し私の話をさせてください。これは私自身が中国語に挑戦したときに痛感したことです。
まずは何か目標をと思い、HSKと呼ぶTOEICの中国語版のような試験を受けることに決め基礎の教本を1冊購入しました。3ヶ月後、基本的なコミュニケーションが取れるとされる3級を受けほぼ満点で合格しました。
もちろん卓上の勉強だけでは会話力はつかないため、基礎にも慣れ始めた頃に会話練習に入ります。しかしその後、結局会話力が上達するまえに勉強を止めてしまいました。
学習環境は何も申し分なかったです。当時職場には中国人も一緒に働いており、会話の練習になるようにと中国人の友人を何人か紹介してくれもしました。その人達とチャットを通じて中国語の練習、また自分自身でも言語学習サービスを通じて話し相手を見つけて練習を続けていました。
でも結局止めてしまった理由は自分でも良く分かっています。言葉を選ばずに言うなら、中国語なんてどうでもいいと心の底では思っていたからです。ただ将来役に立ちそうだから、中国語が話せたら便利だからと始めましたが、そんな理由では弱すぎました。
このサイトを通じて今日まで私の経験を基に書いた英語学習法をいくつもお届けしてきました。それに取り組みさえすれば、簡単な日常英会話レベルには間違いなく到達できます。これは中国語でも同じで、言葉を交わすだけならやればできるのは間違いないと思っています。
でも続かない。継続が何より大事だとは頭でわかっていても、様々な理由から続けることを止めてしまいます。
そこで私は「楽しければ続けられるのではないか?」と考えました。
「楽しさ」は決定打ではないが役に立つ
結論から言うと、楽しいだけでは継続できるための決定打にはなりません。ただ続けやすくなるのは確かです。
最初にお伝えした通り、英語ができないとマズい状況にでも立たされないと学習に対して本気にはなかなかなれません。大抵の場合は忙しい中、貴重な時間を使って英語を学習します。それがつまらないものであれば、継続が難しくなるのは自然なことだと思います。
一方で学習そのものが楽しければ負担は大分減ります。例えばそれ自体は娯楽でも、少し手を加えるだけで勉強にもなります。英語を楽しく勉強する方法について、参考になる記事をいくつかご紹介します。
例えば海外ドラマや洋画が好きな方であれば、その趣味を英語学習と結びつけることができます。観ているだけでは学習効果に期待できませんが、観方を工夫するとリスニング練習やスピーキング練習もなります。
「最も楽しく英語を勉強する方法は?」というアンケートに対して世界中の人たちが寄せたアイデアをまとめた記事です。何に楽しさを感じるかは人によって違うため、様々な選択肢をご紹介しました。
アイデアの中でも多かったのは「仲の良い友人と英語で会話する」でした。これは私自身も実感しましたが、英語を習得する必要に駆られていないとき、次に大きなモチベーションとなるのは「この人と話したい」と心から思える存在です。それは友人関係かもしれませんし、英会話スクールの先生かもしれません。
英語は話せないけど海外に友人を作る、その方法についても記事の中でご紹介しています。参考にしてみてください。
ではどうすれば継続できるのか?
英語を学ぶ目的は重要です。だからと言って「まずは目的を明確にしましょう」とは私には言えません。それは難しい場合もあるからです。目的が見つからないと立ち止まってしまえば、英語を始めることすらできなくなります。
もし今から勉強を始めるとして、スムーズではなくても大体の内容が英語で話せるようになったら英語が楽しくなると思いませんか。そうなれば「もっと上手くなりたい」と意識することなく自然と継続できると思います。
しかし実際は、そのレベルに到達するまでが難しいです。ではどうすればいいか?一つの方法として、最も上達が期待できる方法であまり結果にこだわらず淡々と取り組むことです。
1日5~10分でも、無理のない範囲で学習を積み重ます。「これ意味あるの?」というような簡単な内容からでも大丈夫です。5分なんてあっという間です。そして学習の改善点が見つかれば改善していきます。
このように小さな行動を積み重ねていき、英語を習慣化させることを狙うのです。少しでも上達を実感すればさらに継続が楽になります。
そしていつか英語を学ぶ確かな目的も見つかるかもしれません。そんな継続の仕方もあります。どんなに小さな1歩でも、止めなければ得られる成果は必ずあると私は思っています。
最後に、英語の上達が最も期待できる学習の進め方についてまとめた記事をご紹介します。「ああすればよかった」と独学で進めたからこそ後で振り返って実感する効果的な学習法です。参考にしてみてください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。