「留学すれば英語が話せるようになる!」は幻想【経験に基づく真実をお伝えします】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

「留学すれば本当に英語が話せるようになるのか?」

アメリカ留学前の私は疑問で仕方がありませんでした。

~渡米後、数ヶ月経過~

このままでは無理だと確信しました。リスニング力もスピーキング力も一向に上達する気配がありません。 毎日の英語の授業は相変わらず理解できないまま、時間だけが過ぎていきました。

ということで結論は「留学しても英語は話せるようにならない」です。今回はその理由について、実際の私の経験をお伝えしたいと思います。

ただ、この記事は留学の夢を壊すためのものではありません。

むしろ経験を伝えることで、英会話の上達に向けて留学中の時間が最大限活用できるようになります。そんなポジティブな記事です。

ぜひお役立てください。

留学で英語が上達しない3つの理由

今思い返すと、アメリカ留学中にもかかわらず英語が一向に上達しない理由は大きく3つありました。これから留学する人には確実に避けてほしいと思います。

特に3つ目の理由は、どうやら留学を失敗に導く典型的な理由だったようなので要注意です。それではご覧ください。

理由1:「そのうち上達する」という受け身な態度


留学先の授業は全て英語でした。そんな英語のシャワーを毎日浴びていると「そのうち上手くなるだろう」と思ってしまいます。 この受け身な態度が英語が一向に上達しない理由でした。

わからない英語はいつまで経ってもわかるようにはなりません。リスニングでもスピーキングでも、どこかで一度真剣に向き合いしっかり理解してから次に進まなければなりません。

そのためには、授業の予習復習を毎日しっかり行う、わからない英語はその理由を調べるといった積極的な姿勢が必要でした。

今から考えると授業の内容を徹底的に消化するために先生たちをもっと利用すべきでした。例えば授業後に先生のオフィスを訪ねて質問攻めにすれば、理解が深まるだけでなく英語で話す時間まで増やせます。さらに積極的な態度に高評価までもらえるという様々なメリットがあります。

同じ留学でも姿勢によって得られるものが大きく変わります。利用できるものは全て利用する勢いで時間を過ごしてください。

理由2:授業以外の英会話の機会が見つからない


英語で話す機会は意外とありません。本当に意外なのですが、アメリカにいてもじっくり英語で話すなどと時間はほとんどないのです。 私のケースを振り返ると授業を除いて英語を話す機会は・・・

  • ルームメイトにHi
  • すれ違った知り合いにHi
  • 学食にてランチの注文”Can I have this? Thank you!”
  • 学食にてディナーの注文”This one and this one please. Thank you!”

今から考えると、恐ろしい程少ない時間しか英語で話せていませんでした。

ということで、留学中は少しでも多く英語で話せるようあらゆる交流の機会に参加することをオススメします。

私の留学先には現地の学生も大勢いました。しかし友達になるのは簡単ではありません。同じ授業を受けているわけではないのできっかけがないのです。

ただ、交流を目的としたイベントがよく開かれていたのを覚えています。何かお菓子を作るイベントやダンスパーティ、青空BBQというキャンパスの芝生の上でチキンを焼くイベントがありました。そのような機会には全て参加し、積極的に友人作りに励んでみてください。

また、Tutor制度と呼ぶものもありました。授業でわからないところを現地の学生に質問できる無料の制度です。留学先によって様々なサービスがありますので、担当のスタッフに確認するのも1つのポイントです。

理由3:寂しさから・・・


食事はまずい、英語しか通じない、行く所もない、日本が恋しい。

そんなとき周りに日本人がいたらどうなると思います?すぐに打ち解けます。お互い助け合って生きていきましょう!」といわんばかりの関係が築けると思います。

私が留学したときは周りに100人の日本人がいました。文字通り全員と仲良くなりました。ランチもディナーも一緒にするし、その後パーティなんてことも日常茶飯事でした。

とにかく楽しい。そういえば留学メンバーの中にあまりのホームシックでお祈りを始めてしまう子もいましたが、仲間がいれば不安や寂しさとは無縁の毎日です。

そして英語との距離が遠くなります本当にシンプルなのですが、周りに日本人がいる場合は留学の目的を見失しなわないように注意してください。楽しい時間と引き換えになるのは英語で話す貴重な時間なのです。

ただ、完全に距離を置く必要は無いと思います。困ったときに助けてもらえることもありますし、何か貴重な情報が共有されるかもしれません(日本の食品や日用品が買える店など。私の留学先にはUWAJIMAYAと呼ぶ店が。全てが高い!)。

自分の時間はしっかり確保し、英語習得という目的に近づいているか常に意識することをおすすめします。

【結論】英語力を上げてから留学すべき!

最後に留学を経験した私の自論をお伝えします。

日本で英語力を高めてから留学すべきです。

間違いなくそうした方がいいです。英語を上達させるために留学するのにどういうこと?と当時の自分だったら不思議がると思いますが、つまり英語力ゼロの状態で留学するのはあまりに非効率だということです。

留学は日本で鍛えた英語を試す場所です。英会話スクールでも独自の方法でもいいですが、自分なりに鍛えた英語が本場で本当に通用するのか、この意識があるかないかで留学から得られる成果に決定的な違いが生まれます。

ではどのように準備すればいいのか?効果的な英語の学習方法は以下の記事に全てまとめました。特に英語を始めたばかりの人にとって役に立つ内容です。

留学の成功に、今回の記事をぜひお役立てください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。