本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。
多くの英語に接すること。それもできる限り簡単なレベルに遡ってやり直すことの大切さを改めて実感し、連日記事にしています。
例えば洋書に挑戦する場合、まず最初に行うのは自分に最適なレベルの1冊を見つけることです。最も簡単な洋書から始めるにも、前から気になっていた洋書から始めるにも、その本のレベルをまずは確認しなければなりません。
調べると、洋書のレベルには国内海外に基準がいくつかあると分かりました。では、レベル毎にはどんな洋書があるのか?またその洋書は自分のレベル適しているのか?この調べ方について今回の記事で詳しく解説したいと思います。
「自分のレベルに合わない洋書は、読んでもあまり学習効果が期待できない」
こんな風に聞いてしまうと、書籍選びにどうしても慎重になってしまいます。そんなとき、この記事を読めば最適な1冊を見つけることができるはずです。
どうぞ、最後までお楽しみください。
洋書を読むと身につく英語力とは?
洋書を読むとリスニング力やスピーキング力まで高まると聞き、とても驚きました。
語彙力が強化されるのは想像できます。また本を読むスピードも当然速くなると思います。では、なぜリスニング力まで高まるのでしょうか?
これは英語への理解力が高くなるからです。英語を聞き取るには、次々と流れる英語が素早く理解できなければなりません。
ネイティブが自然に話す速さは1秒で3語だそうです。洋書を読んで理解するスピードを上げることは、リスニング力の向上にも通じます。
さらに、読書はスピーキング力まで高めます。書籍には何度も推敲されて磨かれた文章が掲載されています。このよう文章に多く接することで一貫性のある思考が身につき、引いては話す際にも活かされるのです。
読書はたった一人でもできます。読めば読んだ分だけ英語の四技能全てが向上するなら、英語学習に取り入れないともったいないと感じる程です。
それでは洋書を読むメリットがわかったところで、本の選び方についてポイントを解説します。
おすすめは簡単な洋書から!自分に最適なレベルの1冊を見つけるには?
「でもどんな洋書から読めばいいかわからない」
これが最初に現れる壁です。もちろん、自分の興味がある本で良いのですが、洋書毎に語彙レベルが大きく異なるので開いてみたら全然読めない、という可能性もあります。
もし英語力向上のために洋書を活用するなら、できる限り低いレベルの書籍から徐々にレベルを上げていく方法がおすすめです。これはシンプルに、その方が次々と読み進めることで大量の英語に触れる機会が手に入るからです。
重要な英語表現は様々な場面で登場するため、記憶に定着すると同時にあらゆる文脈での使い方が深く理解できます。
では書籍の選び方についてですが、調べたところSSS英語多読研究会が考案したYL(読みやすさレベル)を1つの基準にすると便利だと感じました。
YLの一覧表はこちらです>【児童書・読みやすさレベル一覧表】
YLは0.0~9.0までありますが、それぞれのレベルに対応する洋書を調べるにもSSS英語多読研究所のサイトにある「SSS書評検索システム」が便利です。
SSS書評検索システムはこちらです>【SSS書評検索システム(詳細条件検索)】
この詳細条件検索にて読みやすさレベルの項目がありますので、先ほどの一覧表を参考に範囲を指定して検索してみてください。
例えば最も簡単なレベル(YL0.0~1.0)で検索すると7,071件の洋書のタイトルが見つかりました。この中からYLが低い順に選ぶこともできますし、投稿者の感想を参考にすることもできます。
興味がある洋書にも挑戦したい!気になる本のレベルを調べるには?
「この本読んでみたい」と気になる洋書が見つかることもあるかもしれません。そんなときに本の語彙レベルを調べる際にも、先ほどのSSS書評検索システムをご利用ください。
しかしこのシステムは全ての洋書を網羅しているわけではなく、あくまでも愛好家によって投稿されたもののみ掲載されています。タイトルで検索しても表示されないかもしれません。
そのときは、Lexile指数を開発したMetaMetrics®社公式ページにある書籍検索が活用できます。Lexile指数とは文章の難易度を表す指標です。
次のように、洋書のタイトルを入力するとLexile指数を調べることができます。
1. 本のタイトルを入力
2. Lexile指数を確認
3. 詳細ページでは、今のLexile指数でその書籍がどの程度理解できるか目安がわかります
書籍のLexile指数検索はこちらです>【MetaMetrics®社公式ページ】
スマートフォンの場合は、ページを開いた後左上のメニューマークをタップすると、検索窓が表示されます。
ちなみにAmazonもLexile指数を採用しており、サイト上で指数別のサンプルテキストを読むことができます。こちらも合わせて参考にしてください。
サンプルテキストはこちらです>【Amazon Lexile指数別サンプルテキスト】
さあ始めよう!お気に入りの洋書を【無料】で読む方法
洋書はAmazonでいくらでも入手できます。しかし、いちいち購入していては出費も増えていくばかりです。
以下の記事で紹介しているサイト「International Children’s Digital Library(ICDL)」では、子ども向けの本が読み放題です。
対象年齢ごとに絞り込んで本を選ぶこともできますので、「やさしい内容から徐々にレベルを上げていく」学習方法が実現できます。
さらにこの記事の続編として、海外の一流俳優陣による本の朗読が聞けるサイトについてまとめました。楽しむのはもちろん、リスニング練習としても活用できます。
今回の記事が日々の英語学習をより充実させるきっかけになれば幸いです。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。