英会話を0から始める手順を具体的に解説します【スピーキング編】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

「英会話は何から始めれば良いのか?」

今回はこの疑問に答えたいと思います。

結論から述べると、解決策は至ってシンプルです。これは日常英会話でもビジネス英語でも同じです。

必要な英語だけを徹底的に身体に叩き込む

これが最も効率よく英会話を上達させる方法です。会話に必要ない、あるいは滅多に使用しない英語は一切省き、頻出する英語のみに集中します。

そうは言っても話す内容はその時々で変わるし、どんな英語が必要か把握するのは難しのでは?と感じるかもしれません。

確かに、将来的には様々なトピックに対応できる英語力の習得を目指します。しかし、普段気軽に交わす会話はある程度パターン化しています。そしてその数はかなり限定されます。

今回の記事では、まずはそのパターンをマスターすることを目標にします。具体的な手順を解説しますので、ぜひ参加いただければと思います。

それでは、どうぞ最後までお楽しみください。

英会話上達のコツは「反復」にある

「Good morning→Have a nice day→How was your day?→My day went great and…→Good morning・・・」

学生の頃、留学先で知り合ったアメリカの友人とこんなやり取りをしていました。来る日も来る日も電話やメールで「おはよう」に始まり、「今日はどうだった?」と一日の出来事を報告し合います。

こんなことを続けたら嫌でも上達します。これは単なる慣れです。

いち早く上達を実感するなら、このように必要最低限の英会話だけをまずは徹底的に練習します。英語の習得は反復によって達成されます。とりあえず不要な英語は捨て、絞り込むことが重要です。

では、日常会話にはどんな表現が頻繁に登場するのでしょうか。Good morning, How are youなどの挨拶、初対面であればMy name is~です。

調べたところ、本当に必要な英語表現を絞り込むと「28の表現」になるとの意見がありました。たったこれだけなら、難なく覚えられそうです。

ここからは日常会話に頻出する表現全てと、実践を見据えてたトレーニングをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

日常会話に頻出する28の表現

これから「私の名前は~です/My name is~」のように、英会話に頻出する表現を1つずつご紹介します。ただ、それらを暗記してもあまり役に立ちません。

そこでぜひ取り組んでいただきたいのは「実践を見据えた例文の作成」です。誰かに伝えることを前提に、それぞれの表現で自分だけの文章を簡単に作ってみてください。

誰かが作ったものではなく、自分に直接関係する英語はとても身につきやすいです。さらに近い将来必要になる文章なので、効率の良い学習ができます。

オンライン辞典を使った英文の作り方をこちらの記事でご紹介しています。よろしければご活用ください。

「現在」を伝える表現

1. 私は~です:I am~ 
💡名前だけでなく、感情や職業を伝える場合にも使えます。

2. 私の名前は~です:My name is~

3. 私は~します:I+V(動詞)

4. 私は~しています:I+V~ing

5. 私は~できます:I can+V

6. 私は~することが好きです:I like ~ing

 「過去」を伝える表現

7. 私は~でした:I was~

8. 私は~しました:I+Ved(動詞の過去形)

「未来」を伝える表現

9. 私は~するつもりです:I will+V

「経験」を伝える表現

10. 私は~したことがあります:I have+Vの過去分詞

11. 私は~に行ったことがあります:I have been to~

「質問」を伝える表現

12. あなたは~ですか?Are you~? 

13. あなたは~しますか?Do you+V~?

14. あなたは~したことがありますか?:Have you ever+Vの過去分詞~?

15. あなたは何を(いつ、どこで、どうやって)しますか?:What(When, Where, How)do you+V~?

「否定」を伝える表現

16. 私は~ではありません:I am not~

17. 私は~しません:I don’t+V

18. 私は~できません:I can’t+V

19. 私は~したことがありません:I have never+Vの過去分詞

20. 私は~しなくてもいいです:I don’t have to V

「時・条件」を伝える表現

21. もし~なら、~です:If~,~
💡 例)If you come to Japan, where would you like to visit?(もし日本に来たらどこを訪れたいですか?)

22. ~のとき、~です:When~, ~
💡例)When you have time, let’s talk.(あなたに時間があるときに話しましょう)

「依頼・提案」を伝える表現

23. ~してください:Can you+V~? 

24. ~しましょう:Let’s V

「意見・感想」を伝える表現

25. 私は~だと思います:I think ~

26. 私は~したいです:I want to+V ~

27. 私は~しなければなりません:I have to+V ~

28. ~することは〇〇です:It is 〇〇 to+V

音読で実践に向けた準備を

以上、日常会話に頻出する28の表現をご紹介しました。どれも一度は見たことがある表現だと思います。ぜひ、まずは実践を想定した自分だけの文章を作成してみてください。

そして出来上がった文章は「音読」によって身体に馴染み、実践に向けた準備が整います。

音読は単独でできる最高のスピーキングトレーニングです。こちらの記事では、数ある音読の効果を全てまとめました。

今回作成した文章は、必要な場面で瞬時に口から出るまでになることが目標です。そのためには、音読によって何度も何度も声に出す練習が効果的です。

英会話上達の基本

0から英会話を始めて最短で上達するには、会話に頻出する英語表現を集中的に使うトレーニングが有効です。また同じ意味の表現は1つに限定する方がより早く身につきます。

さらに、上達には基礎固めが欠かせません。これを疎かにしたばかりに、途中から伸び悩んでしまう人は多くいます。

基礎を固めるなら中学英語が良いと、英語に精通した著名人は口をそろえて言います。こちらの記事を参考に、ぜひ中学英語の復習を検討してみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。