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「映画を字幕なしで観たい!」
英語を学習していれば一度は憧れるはずです。では、その実現のためには具体的にどうすればいいのでしょうか。
前回の記事では、リスニングが苦手である本質的な理由として「語彙力不足」を第一に挙げました。
結局のところ、英語を聞いたり読んだりするには語彙力が全てです。私もこの事実に改めて気づき、もう一度初心に戻って語彙を増やそうと思っています。
語彙力を増やすには現在のレベルを把握しておくことが大切です。何か良い方法はないかと探したところ、5分程度で完了する語彙力診断テストを見つけましたので使い方と合わせて共有させていただきます。
それでは、どうぞ最後までお楽しみください。
語彙力診断テスト「Test your vocab」の使い方
それでは早速、語彙力診断テスト「Test your vocab」の使い方をご説明します。完全無料ですので安心してご利用ください。
サイトはこちらです>【Test your vocab】
ページを開くとすぐにテストが始まります。テストといっても時間制限もなく、とてもシンプルなものです。スマートフォンでも実施できます。
テストは2つのステップで構成されており、実施することはシンプルに知っている単語にチェックするだけです。
チェックする基準は次のように解説されています。
Check the box for each word you know at least one definition for.
(Don’t check boxes for words you know you’ve seen before, but whose meaning you aren’t exactly sure of.)
単語の定義を1つでも知っていればチェック、ただし見たことがあるだけで意味が不明確なもののはチェックしないでくださいとあります。
正確な結果を算出するためにも、意味が説明できる単語だけチェックします。完了したら「continue」より次のステップに移動してください。
ステップ1の所要時間は1~2分程度です。
ステップ2ではより多くの単語から、同じように意味が分かる単語にチェックをしていきます。表示される単語の数はステップ1の結果によって異なります。
なお、Windowsをお使いの場合はTabで単語を切り替えてスペースでチェックするとスムーズです。
チェックし終えたら「continue」で最後のページに移ってください。
最後は統計の為のアンケートです。なので、必要なければ「finish」で結果をご覧ください。
以上で完了です。所要時間は5分程度ですのでぜひお試しください。
サイトはこちらです>【Test your vocab】
ネイティブと非ネイティブの語彙力の差
私たちは高校卒業までに3,000語程度の英単語を学習します。東進ハイスクールによると、難関大学に合格するには6,000語は必要だそうです。
中学で学ぶ英単語が約1,200語であるのに対し、高校では1800語。当然、難解な単語も多くなります。しかし、難関大学に合格するためにはこれだけでは足りず、最低でも4,000語、できれば6,000語はマスターしておく必要があります。
出典:東進スクールHP
一方、英語のネイティブスピーカーはというと、7歳で10,000語を突破します(正確には12,000語近いです)。
そして成人になると25,000語に到達します。このように数字で見ると、ネイティブ向けに作られた映画やドラマを字幕なしで楽しむには相当な語彙力が必要だとわかります。
では、どの程度の語彙数があればいいのかについてですが、英語学習サービスを提供するアルクはレベル別語彙リスト(SVL:Standard Vocabulary List)として12,000語を選定しています。
そのリストによるとレベル1の基礎に始まり、レベル5が大学受験レベル、そしてレベル10を英文雑誌が読めるレベルとしています。これを参考にすると、10,000語の習得が英語を楽しむための1つの目安になると思います。単語のリストは【アルクの公式サイト】で全て確認できますので一度ご覧ください。
語彙力については調べれば調べる程その重要性を感じます。「英会話は限られた単語でできている」と、単語を覚えなくても大丈夫といった文言を見ますが、ネイティブの語彙力を知ってしまうとその圧倒的な差に驚かずにはいられません。
逆に、10,000語あればもっと英語が楽しくなると知っていれば、語彙を増やしていく大きなモチベーションにもなると思います。そのきっかけとして、語彙力診断サイト「Test your vocab」を今回ご紹介させていただきました。
参考になれば幸いです。