英語で観光案内する際に役立つ無料のオンライン教材【47都道府県あります】

本日もWORDS TO THE WORLDへお越しいただきありがとうございます。

英会話ができるようになると、いつか日本の観光地を紹介する機会があるかもしれません。海外の友人を連れて英語でガイドできたら、きっと心から楽しいと感じる時間が過ごせます。

そんなときのために役立つ教材を見つけました。あるオンライン英会話で使用されている教材なのですが47都道府県全て無料で閲覧できます。

日本を紹介する本は私も書店で手に取ったことがありますが、解説文ばかりで読みづらい点が印象的でした。

一方、こちらの教材は会話形式なので実践で使うイメージも湧きやすいと思います。ぜひ日々の英語学習にご活用ください。

それでは、どうぞ最後までお楽しみください。

英語で観光案内する際に役立つ無料の教材

オンライン英会話ネイティブキャンプでは、教材の一つに「都道府県教材」と呼ぶものがあり無料で閲覧することができます。

教材は閲覧はこちらです>【都道府県教材】

つい先日見たときはまだ一部だったのですが、今回47都道府県全て揃っていました。これで地元でもどこでも英語で観光案内できるようになります。

もちろん全ての観光地を網羅しているわけではありませんが、「こんな風に英語で説明すればいいのか」とイメージさえできれば、そこから自力で広げていくことができます。

それでは早速教材の中身をご覧ください。私の好きな東京の観光案内をご紹介します。

Directions : Do a role play with your teacher.
(講師と交代でロールプレイをしましょう)


教材は主要な観光スポットを題材にロールプレイ形式で始まります。例えば、東京浅草寺の場合は写真の後に次のスキットが用意されています。

A :That is Kaminarimon, right? I remember seeing it in a travel magazine.
  (あれが雷門だよね?旅行雑誌で見た覚えがあるよ。)

B :You’re right. Let’s take a picture in front of it first.
  (その通り。まずは雷門の前で写真を撮ろうか。)

A :Nice! Say, what can we find after passing through the Kaminarimon?
  (いいね!ところで、雷門をくぐり抜けた先には何があるの?)

B :The grounds of Senso-ji. There are lots of shops on the main street where you can get souvenirs and snacks.
  (浅草寺の境内だよ。大通りにはお店がたくさんあって、お土産やお菓子が買えるよ。)

A :So that’s why there are so many people. I want to get inside after taking a picture.
  (だからあんなに人が多いんだね。写真を撮り終わったら、私も中に入りたいな。)

B :Sure. Since we’ve come all the way, let’s pay homage to the temple as well.
  (もちろんいいよ。せっかく来たんだし、参拝もしていこう。)

ネイティブキャンプ公式サイトより

これを読み合うだけでも楽しそうですが、スキットからは他の場面でも応用できそうな英語表現が学べます。

例えば“The grounds of Senso-ji”、神社やお寺の敷地内を意味する境内はgroundsと表わすとわかります。

また、“There are lots of shops on the main street where you can get souvenirs and snacks”というフレーズは温泉街を案内するときにも役に立ちそうです。このようなフレーズは私だったら丸暗記してしまいます。

さらに、参拝は英語で“pay homage”と表現します。お寺が題材でもない限りなかなか出会わない英語表現です。

東京の観光案内の場合は、このようなロールプレイが3つ用意されています。間にスモールトークと呼ばれる簡単な質問があり、各テーマについて講師とさらに英語で話す練習ができます。

他にも、名所の歴史について説明した音読用の教材もあります。これだけの知識を伝えることができれば海外の人もとても喜ぶはずです。

Kaminarimon at Senso-ji is one of the sightseeing spots in Tokyo. In front of the gate, it’s always crowded by many people taking pictures. Speaking of which, this Kaminarimon had once burned down and was lost in a fire in 1865. Since then, Kaminarimon didn’t get rebuilt for 95 years.
The present Kaminarimon was rebuilt with the donation by the founder of Panasonic Corporation, Konosuke Matsushita in 1950. The great red paper lantern was dedicated at this time. Since then, the great paper lantern gets renewed every ten years.
As the great paper lantern is made in Kyoto, it is transferred by truck from Kyoto to Tokyo. Due to the size of the lantern, it cannot be transported on the highway, which means a longer delivery time. If your timing is good, you might be able to watch the replacement of the great paper lantern.

浅草寺の雷門といえば、東京の観光スポットの一つですよね。雷門の前は、写真を撮影する人々でいつも賑わっています。ところでこの雷門ですが、1865年の火事で一度焼失しているんです。
1865年に焼失して以来、95年もの間雷門は再建されませんでした。現在の雷門は、1950年にパナソニック株式会社の創業者である松下幸之助氏の寄進により再建されたものです。この時にあの赤い大提灯の奉納も行われました。以後10年に一度は大提灯が新調されています。
大提灯は京都で製造されているため、京都から東京までトラックで輸送されます。輸送時は提灯が大きすぎて高速道路が使えないため、長い時間をかけて送り届けられるそうです。タイミングが良ければ大提灯を張り替える様子が見られるかもしれませんね。

ネイティブキャンプ公式サイトより

この英文を読んで学習に効果的だと感じたのは全て簡単な英語で表現している点です。難しい語彙は一切使われていません。この方が音読する負担も減りますし、何よりもイメージしやすいので記憶にもしっかり残ります。

ちなみに、音読の効果についてはこちらの記事が参考になります。

このような内容の教材が47都道府県分無料で閲覧することができます。英語の勉強にもなって、それぞれの土地について知識も深まります。ぜひ参考にしてみてください。

教材は閲覧はこちらです>【都道府県教材】

観光案内用の英文を作るときに役立つ記事

もっと多くの場所を英語で紹介するには英文は自分で作らなければなりません。そうなると、作った文章を見て「これで通じるのだろうか?」と疑問に思うこともあると思います。そんなときに役立つ記事を2つご紹介します。

自分で作った英文を正しく、自然な表現に直すならネイティブから添削を受けることが得策です。

HiNativeと呼ぶQ&Aサービスを使えば、無料でネイティブに添削をしてもらうことができます。「この表現は自然ですか?」とテンプレートを使って質問できますのでとても気軽です。

詳しい使い方は記事でご説明していますのでどうぞご覧ください。

HiNativeは無料で使えるのが良い反面、品質が安定しないというデメリットもあります。ただユーザーはボランティアで行っているのでそれは致し方ない点ではあります。

本気で正しい英語を身につけたい場合は専用のサービスを利用することをおすすめします。なぜその表現になるのかという解説も付いているため学習効果は抜群です。参考にしてみてください。

ネイティブキャンプには都道府県教材以外にも様々な種類の教材が公式サイト上で閲覧できます。初心者向け、日常英会話、ビジネス英語、TOEICなど目的別に用意されており学習を進める上でとても参考になります。

ネイティブキャンプの公式サイトはこちらです>【ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプは独特の授業で通常の4倍の速さで英語が習得できるとされる「Callan Method(カランメソッド)」を提供しているオンライン英会話です。

カランメソッドについて詳しくはこちらの記事にまとめましたのでご覧ください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。